●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●プロに習う、アマチュア無線。

デジタルモードの『FT8』が盛んだ。CQ-hamradioやHAM-Worldの特集が定期的に組まれるくらい『トレンド』なのだと思う。だが、特集本を読んでFT8やFT4を始めたのではなく、私は『プロショップ』から『設定』や『最低限の手順』を教えてもらって『その日から「おさらい」』を繰り返して、今日にいたっている。

【写真:習うより慣れろ・・・FT8ができたら、FT4などモード切替だけ】
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◆明日やろう、は、ばかやろう。
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現在、高校時代からの無線仲間だった友人の再開局を手伝っている。

 

・今は、無線雑誌を買うな

・今は、無線ショップに行くな

・今は、無線関係のサイトをみるな

 

こう言っている。

 

なぜなら、あんまり参考にならないばかりか、

時には『無駄遣い』や『遠回り』につながるからだ。

本人は『やる気満々』だからこそ、

 

はやる気持ちを抑えてほしい、そう感じている。

 

私が、短期間にFT8を『習熟(いちおう)』できたのは、

私の中学時代の先輩がハムショップを経営し、

そこで『お客に遊び方を教えるために、自ら遊び、教えてくれた』。

 

例えば、ゴルフを始めるとする。

 

いきなり『ゴルフ練習場』に一人で行って上手くなった人は少ない。

最低でも『ゴルフを誘ってくれた友人や先輩』と、

ゴルフ練習場に行ったはず。

 

さらに、『一度はコーチを付けて、伸びしろをみてもらう』はず。

 

あるいは、スキーやスノボ。

いきなり、ゲレンデに出たところで、

まともに滑れる人など、ほとんどいないはず。

誰でも、一度は『こっそりとコーチレッスンを受けた』はず。

 

コーチレッスンを受けていなくても『名選手級』に習ったはず。

 

FT8は『手順』や『始業点検』を怠らなかったら、

まずは、設定に不具合がなければ、

その日から運用が楽しめる。

 

CWのように習熟や反復練習も不要だし、Phoneでの英語スキルも不要。

 

デジタル通信では、何が大事か。

 

・基本は『何のAWARDを目標にするのか?』の目標設定

・理想(あるべき姿)を描く

・現状認識

・理想到達までの戦略立案、グランドデザインを描く

・QSL(交信確認)の手段を、予め用意しておく

・ADIFを生成できる『ログソフト』を用意しておく

 

無線機の設定は『できている』のを前提にしたら、こんなもんである。

 

・eQSL

・LoTW

・ClubLog

・QRZ.com

・BURO

 

この程度を『QSLシステムに用意しておけばいい』と習った。

 

▲上記のフランス局は、LoTWでもコンファームされた。

 

我流でFT8を始めようとしている人が多い。

確かに、販売店でデジタル通信に長けた店は『皆無に近い』。

そんな中、FT8をやろうとしたら『明日やろう』で先延ばし。

 

やらない言い訳をするヒマがあれば、1局でも多くやった方がいい。

 

どんな販売店で買おうが『その人の勝手』だ。

だが、遊び方まで教えてくれる販売店は希少である。

ましてや、友人・知人(利害の絡まない他人)では、

テキトーにしか教えてくれない。

 

情報は、タダではない。

 

チップの習慣がない日本人は、

目に見えないサービスに対価を払うことに慣れていないばかりか、

そういうものにカネを払うことが『おかしい』と思う人が多い。

 

だから、再開局しても『やってた時のなぞり』しか運用できない人が多い。

 

当たり前だが、20歳代なら『新しいコト』も吸収しやすい。

だが、50歳代、60歳代になれば『新しいコト』に、

身体が、脳みそが『拒絶反応』を起こし、

なかなかチャレンジできないのだ。

 

私は、プロショップで習ったことを、友人に小出しで伝えている。

 

どこまでやるのかは『本人次第』だが、

プロショップから習ったことの伝授は『私自身の勉強』にもなる。

そのショップで買った無線機の値段が高いか安いかは、わからない。

 

値切って、知るべき情報が入らなかったら『宝の持ち腐れ』になる。

 

私が『きちんとした店から買いましょう』と、

プロショップを勧めるのは、こういった理由からなのだ。

安い店から買おうが、プロショップから買おうが、

無線機自体の価値は『同じ』だが、

ノーハウが身に付くかどうか、

これは『趣味』を続ける上で『大事なファクターだ』と思う。

 

完全無償でCWを教える人がいるが『その人のやり方に染まるだけ』だ。

 

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