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●アマチュア無線、長続きのための目標設定案

『AWARDなんか興味ない』方、必読。本当に『AWARDなんか興味ない』のでしょうか。あるいは『AWARDの申請の仕方がわからないから、強がり言って「興味ない」』というのでしょうか。また『AWARDの申請書類の書き方がわからない、面倒くさい』のでしょうか。まずは『何かの「100を目指す」』という『目標設定』してみては、いかがでしょうか。

【写真:私は10,000km圏内の100エンティティも目標にしてきましたよ】
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◆何でも、まずは『100』やれば、見える世界が違ってきます。
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半径100kmに市や郡がいくつありますか?。

JCC-100を目標に『やってみる』のはいかがでしょう。

意外と早く『JCC-100』はクリアするかも知れませんね。

経験上、いずれ『JCC-300』あたりで『頭打ち』がくると思います。

すると『アンテナのグレードアップ』とか『考える』でしょう。

 

最初は『交信自体が楽しい』でしょう。

 

ハンディ機1台で開局された方も多いです。

ハンディ機1台でも『立派なアマチュア無線局』です。

無線機も大事ですが、せっかく買ったハンディ機のアンテナは、

何を使っていますか・・・?。

 

付属のホイップでしょうか、あるいはモービルホイップでしょうか?。

 

使い方次第ではありますが、

付属のホイップやモービルホイップは『急場しのぎ』のアンテナです。

モービルホイップから『ゲインのあるGP』や『八木』をつないで、

高いところから運用してみましょう。

急場しのぎの簡単なアンテナだと『半径10km』程度しか飛ばなかったのが、

海抜高のあるところで、利得があるアンテナを使えば、

5Wのハンディ機でも『こんなの飛ぶのか!』と仰天しますよ。

 

・10dBdのアンテナ=電力比:10倍=5Wが50Wの実行輻射電力に。

・20dBdのアンテナ=電力比:100倍=5Wが500Wの実行輻射電力に。

・高い山(海抜600mくらい)だと、200kmくらい軽く飛びます。

・半径200km圏内に『いくつの都道府県がある』か数えてみてください。

・その都道府県に、何市、何郡、何区ありますか?。

・市だけ取り上げても『300』くらいありませんか?。

・それを、一つずつ白地図で塗りつぶしてみませんか?。

CQ誌の付録にある『ハム手帳』のJCC、JCG、KUにチェックしてみませんか?

私の基本は『まず、100』です。

100の市と交信するのに『カンタンだった』のか、

あるいは『けっこう難しいなぁ』と感じたのか、

難しいなら『その理由』を考えてみたこと、ありますか?。

アクティビティが低いとしたら、その要因は何でしょう。

人口が少ないのか、無線をやっている人が少ないのか・・・。

アクティビティが低いのではなく『自局の電波が弱くて届かない』のか。

多少の『論理的思考』は、必要だと思いますよ。

 

アマチュア無線を楽しむには、最初は半径10km、

やがて半径100km、半径200km、半径300km・・・と広げていきます。

HFに出れば半径1,000km、半径3,000km、半径5,000km、

やがて半径10,000kmと目標拡大します。

 

まずは半径10km。

でも、いつも同じ局としか交信できず、すぐ飽きます。

ベランダにを上げて半径30~50kmまで拡大しました。

結果は大阪平野と近郊府県ですね。

430FMでも半径100km飛ばすために『どうする?』を考えてみましたか。

 

しつこいですが『数値目標にJCC-100を設定』してみましょう。

半径100km圏内に『何市あるか』。把握してみましょう。

 

無目標の我流でやると『必ず「早く」飽きがやってきます』よ。

 

こういうコトをTwitterとかで書くと、

ニューカマー局からは『決めつけ』だの『押し付け』だの、

いろいろ言われます。

 

しかし『数値化した目標』を立てないのはいかがなものかな、と感じます。

 

よほど『骨太方針』を持っていない限り、

コンテスト程度で『燃え尽き症候群』になる前に、

それこそ『燃えカスの火薬』にならないかな・・・。

 

長続きしているアマチュア局は・・・。

 

DXCCなどのAWARDをアレンジした目標を持っています。

半径10,000km圏内に『100以上のエンティティ』があります。

DXCCを目指すとすれば・・・

 

・周波数選定

・アンテナをどうするか

・何ワットでやるのか・・・等々。

 

アマチュア無線らしい、やるべきことリストが明確になります。

 

目標設定、数値化、To Doのチェック、

これをやっても『なかなか長続きしない』のです(笑)。

一定の『目標』をクリアしておけば、

あとは『あまり目標に縛られず、柔軟な運用で楽しめるもの』です。

 

貯金でも『まずは定期預金で100万円』を目標にしませんか?

 

100万円の『予備のおカネ』があると、

少し、気持ちに余裕が出てきませんか。

100万円あれば『いざ』のとき『数か月』は持ちこたえられますね。

 

電信でも『やっぱり、100』です。

 

・交信局数:100局

・送受信速度:1分間100文字

 

これくらいやると、コンテストの参戦も可能です。

むしろ1分間100文字程度の送受信ができないと、

コンテストでは『足手まとい』で相手にしてくれない局も多々ですよ。

 

60文字を目標にしたら、そこからが大変なのです。

 

欧文60文字:旧1アマの電気通信術試験の送受信速度です。

でも、実際の交信では『80~100文字/分』が普通です。

もちろん、ゆっくり打てば『速度を合わせてくれる文化』も残っています。

 

でも、コンテストでは『多くが猛者』ですから、遅すぎは相手されません。

 

今日は『何でも、まずは「目標:100」』という数値を提示しました。

Twitter等のSNSでは『個人の、主観的意見』が多く、

あまり参考にならないのが実情です。

 

個人の拘り(こだわり)に個別対応はしづらいです。

 

・測定器で計れる

・実績をカウントできる

・公的に数値で認められる

 

こういった『客観的評価』をしていかないと、

なかなか本流に乗れないのです。

 

参考になれば嬉しいです。

 

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