●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●昨今、無線界の考察。

周囲の1・2級者は『最近CQ誌は立ち読みか図書館で読む程度だ』と言っています。確かに『ビギナー向け。再開組向け』で『物足りない』のも同感。どういう背景なのか、考えてみたら『ラ製世代向けなのか』と納得。そりゃ、いろいろ問題も起こすし、コア層には奇異に映るわ、と。

【写真:ラ製世代には『たまらない』プロシード2600(松下製)】
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◆無線プチブームの背景。
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無線業界が目を付けたのが『BCL&CBブーム世代』。

つまり『ラ製世代』とでも言おうか。

 

 

コア層から見ると『奇異』に映る。

4級で再開局し『恰好悪い』とか『ヘンテコ理由』で、

『3級移行コース→e-ラーニングA級』取得。

 

そして、14MHz・200Wを局免に飾る。

 

私が『まるで中高生時代から変わっておらんなぁ』と感じるのは、

『ブーム世代』は『クーガ2200』か『スカイセンサー5900』か、

みたいなのが『地続き』であること。

私のような『TRY-X-2000』派は『下』に見られた(笑)。

重要なコトは・・・

 

・無線通信にどれだけ興味があるの?

・電波伝搬にどれだけ興味があるの?

 

私は話題?の『FT8/FT4』などを中心に楽しんでいますが、

特段『話題だから』『ブームだから』ではなく、

 

・そこに世界中の愛好家が集まっている

・CWやSSBでは交信できないのがFT8なら、何とか可・・・だからです。

 

私自身は『無線通信そのもの』に『興味がある』のです。


日の暮れ時が近づくと、21MHz帯でEUがバンバン入ってくるのが、

『不思議だな、面白いな』から始まり、

『いろいろな交信を通じてブラッシュアップ』しているつもりです。

 

資格が必要な人は、上を目指せばいい。

 

4級・3級で『自分なりの遊び方』が持てるなら、

それでいいと思います。

資格カーストヒエラルキーが顕在化しているのを見ると、

『昔のBCL&CBブーム時代にそっくりだ』と感じます。

 

・ナショナルの『クーガ22000』こそBCLラジオだ!

ソニーの『スカイセンサー5900』こそBCLラジオの頂点だ!

 

こんな会話が『中学生時代の休憩時間に交わされたのが懐かしい』です。

 

少し厄介だな、と感じるのは『ラ製世代もそろそろ定年』で、

『そこそこカネを動かせる』コト。

少年時代は『親に買ってもらったBCLラジオ』だったのが、

今は『自分のカネで買える』点。

これは団塊世代の大量退職期に充て込んだ、

『再開局ブーム』から変わっていませんね。

 

大きな違いは団塊世代よりBCL&CBブーム世代は『パイが小さい』コトです。

 

マーケティング的には『ラ製世代は大きな商圏にはなりえない』。

でも『一定数の潜在顧客がいる』ため、

無線雑誌や業界挙げて『ラ製世代ウケ』する『ネタ』を、

毎号毎号、まき散らしていますね(笑)。

 

まぁ、別に『あかん』とも思いませんし、

ハイスペックのRIGが安価に手に入るのは『大歓迎』です。

今度は、私ら古株の『コア層』が、

『自分にとって無線の何がおもろいのか』を、

『誰にでもわかりやすく説明できる』のが課題だな、と感じます。

 

自分が『何が、どう楽しくて、おもろいのか』が説明もできず、

それが伝わらないことには『誰が興味持つのかな』を実感します。

 

11月に、高校時代からの仲間が『再開局』を果たしてくれ、

これから『どうやって「今」の無線が「どう、おもろくて楽しいのか」』を、

1年くらいかけてレクチャーしていくのが、自分の楽しみでもあります。

 

ラ製世代を排除する気もありませんし、

BCL&CBブーム世代に戻ってもらうことで、

無線界が『活性化する』のは間違いないと考えます。

ただ、生半可な知識を交信でひけらかし、

恥をかく前に『必要なら、上の資格を取って「再勉強」してほしいな』とは感じます。

 

人間の能力なんて『たかが知れている』ものです。

何級資格だろうが、実際には『そんなもん、どうでもええ』です。

バランスの取れた『運用』『活動』こそ大事だと思っています。

あくまでも『私の主観的考え』です。

もちろん『押しつけ』『決めつけ』もしませんのでご安心ください(笑)。

 

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