●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●競争原理からの距離感が、身を守る。

【写真:なんで、こんな古臭い遊びが楽しいのだろうか、の考察】
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◆5NN BKでも、いいじゃないですか。
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古株のCWerからは『最近は5NN BKばかりでつまらない』と聞きます。

 

まぁ、確かに『5NN BK』だけでは『中身がない』ように見えます。

私も『かつては、そう感じていた1人』です。

でも『FT8』を始めてから、認識が変わりました。

 

FT8/FT4等の交信は『究極の5NN BK式交信』だからです。

 

交信の中身がない・・・一見すると『そう』ですが、

その中身を膨らませていくのは『自分自身の工夫次第』です。

極論すれば『交信を成立させやすいモード』ですから、

必然的に『AWARDが目標』になります。

 

かといって、AWARD申請の対象から外れた交信は無意味なのか?。

 

・電波伝搬の不思議を楽しむ

 

私は、ここに重点を置いています。

 

DXをやっていると『言語の壁』が高いですね。

通常は英語を使用しますが、

意外と『訛り』がありすぎて面食らいます。

 

BBCの英語ニュースは、何となくわかるが

VOAの英語ニュースは、わかりにくい

 

これは、私のコトなのですが、米語と英語と豪州の英語も違うのを実感。

 

さらにネイティブじゃない国同士の英語なんてハチャメチャです。

HL(韓国)などは『F』を『エプ』と発音しがちですし、

コーヒーの発音は『コッピ』になり、わけがわからないコトもあります。

 

・CWだと『5NN BK』で交信成立

・FT8も『RR 73』『73』で交信成立

 

さらにPhoneですと出力を上げないと、届かない。

 

Phone>CW>FT4>FT8・・・パワーはPhoneが一番必要ですね。

 

数年前、あるアイボール会に参加しましたが、

参加者から『FT8の何が面白いのか。ジュリエットぉ!と叫ぶのが無線だ!』とか、

散々言われて、しょんぼりして帰ったのを思い出します。

 

まぁ、個人の勝手ですから『好きなようにやればいい』と思いますヨ。

 

話しは飛びますが『群れ』について書き続けます。

 

・その群れは『生きていくために必要な群れなのか』(職場とか通勤ラッシュとか)

・その群れは『メンタル面で支えてくれるための群れなのか』

 

私は『この2つ』で分けています。

 

ものすごく『極端な分け方』なのは重々理解しているつもりですが、

アマチュア無線の『リアルな群れ』というものは、

メンタル面の部類に『放り込んで』います。

 

こう書くと『趣味の友達もいない、寂しいヤツ』のレッテルを貼られそうですね。

 

かつては総数50人規模の無線クラブ(社団局)にも所属していました。

いろんなアイボール会にも誘われ『ホイホイ』と出かけていました。

そこで『いろんなコト』を『学んだ』つもりです。

 

・人間関係は『利害関係』であること

・概ね、人間関係は『最大7年が賞味期限』であること

・人間は『何かにつけ、7年で飽きがくる』もの

 

しつこく書いている『アマチュア無線は孤高に楽しむ』のが大事です。

 

会社だと、7年で『ここで学ぶものはない』と転職してきましたし、

7年くらいで、だいたい所属長が人事異動で変わってきます。

今の職種は『社内の人間関係が希薄』なので、

意外と長続きしているなぁ・・・と自分でも感じます。

文句ばっかり言いながらも『よくぞ15年もやっているわぁ』と感じます。

 

職場自体、あっさりした人間関係で、利害関係もあっさり(要はカネ)。

 

むしろ『趣味の人間関係の方が、コテコテだ』と感じます。

どの分野も『人間関係=利害関係』です。

さらに、複数の人が集まっていて、

それも、立場や立ち位置の異なる人の集まりです。

動かせるおカネの額も『それぞれ違っていて当然』の分野ですね。

 

趣味は『見栄の出費』が増え『借金と背中合わせ』と、

昨日の記事でも書きましたね。

 

にわかに信じがたいでしょうが『無線破産』をたくさん見てきました。

 

アマチュア無線に『いくらのカネを使うか』考えたコトありますか?。

概ね『200~300万円は下らない』と思います。

実際のところ、45年間に使った『無線への浪費』は、

やはり200万円を超えていました。

 

・矢継ぎ早に、200万円を使う・・・借金のもと→破産者を生む

・年間5万円程度で45年間使ってきた・・・小遣いの範囲で収まった

・10年前の団塊世代カムバック組再開局費用は、退職金の10%が目安だった

 

団塊世代のカムバック組の退職金が2,000万円として10%=200万円

※RIG代=総額50万円に対し、ANTも同額の50万円かそれ以上

※その他、ランニングコストや付帯費用を計上すると、やはり200万円超え

 

サラ金の宣伝文句ではありませんが『ご利用は計画的に』です。

 

付き合いの出費やらを含めていくと、

年間に7~10万円ほどかかる場合もありました。

これが、何らかのコミュニティに入ると、

年間にかかる無線出費が『20~30万円』ほどに跳ね上がる経験もしました。

 

すべて『現金主義』で決済してきましたから、

無線破産には至りませんが、

ここで無線機購入に『信販』や『クレジット』を使っていたら、

どうなっていたやら・・・。

 

上級志向も結構ですヨ、自己責任で個人の勝手ですから。

 

無線の理解度を深めるとか、

向上心の表れであれば『上級資格取得も大いにオススメ』です。

それが『〇級じゃないと恰好がつかない』とか『肩身が狭い』など、

そういう『見栄』が原点にあると、

資格取得と同時に、シャックのグレードアップ、空中線電力の増力等々、

何かと『カネを遣わせる仕掛け』が仕込まれているのが無線業界です。

(無線に限らず、車、釣り、ゴルフ、オートバイ、キャンプ等々・・・)

 

<堅実に、アマチュア無線を続けていく一例(ヒントになれば・・・)>

 

・3級的運用(50W・FT8・CWでけっこう遊べますヨ)

QRP運用

・群れに属さない

・競争原理に巻き込まない

・AWARDをコツコツやる

 

私が『コンテスト・ログ』を出さないのは『競争原理』から距離を置くからです。

 

せいぜい『QSOパーティ』くらいしかログを出さないのも、

競争原理から距離を置き、さっさとCWで20局やってログを投函するのが、

毎年のルーティン化になっています。

 

近年はSWL部門のCWでログを作っています。

 

20局程度なら『15分』でログもできましたし、

最近は『これでいいや』とも開き直っています。

ログを投函してから、のんびりPhoneで『新年のあいさつ』が通例です。

 

CWの運用も、そんな感じです。

 

CWビギナーの方には、QSOパーティ参加は『超オススメ』です。

普段は『5NN BK』で片付くところが、

一応は『コンテストナンバー形式』でレポート交換しますので、

相手から送られてくる『NAME OTA』とかが『いい訓練』になります。

ゆっくり打っても、局数×マルチ=点数ではないので、

みなさん、ゆっくり打鍵に合わせてくださいます。

 

ビギナーの方には『CWステップアップのチャンス』ですよ。

 

あちこち『話しが飛び』ましたが、

何が言いたいかというと『早期に自分なりの遊び方』を見つけ、

ぜひ『群れずに孤高に楽しむ術』を身につけていただきたいからです。

 

・HF機なら『もれなく付いているCW』でも遊べるようにする

・比較的新しいオールモード機に付いている『USB-d』でFT8をやってみる

・交信の中身も大事だが『まずは成立させること』

・無線機は壊れるまで買い替えず、壊れても直して使い倒す

・無線関係の出費も適正なのか、常に精査すること

・競争原理のコンテストとの距離感は適正か?

 

私は、これらのことを意識しながら『3級的運用』を楽しんでいます。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!


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