●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●資格で『盛った』って、知れてます。

この時季『第〇級に合格しましたぁ!』の記事がSNSに踊っています。向上心の表れで結構なことです。とはいえ『操作範囲が拡大するだけ』の話しで、初学者諸氏や、古株だから上級(基礎級や概要級)でないと『恰好悪い』だとか、ぶっと飛ばして体裁を整えたところで『1年生』の『ランドセルが歩いている』みたいなもんで、見る(聴く)人が見たら『これからがんばりや』です。

【写真:採用面接担当をした頃『どこを盛ったか』を見てました】
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◆遊びにも、仕事のノーハウを応用すれば・・・?
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継続は力なり・・・その通りだと思います。

 

・経験から得た情報×仕事力=生産性

 

私が採用面接で重要視したのは、

本当にこの人が生産性を上げられるのか、の一点でした。

主に書類選考で『落とす人』を、担当させてもらったのはいい経験でした。

落とす人を担当してから『採用する人の面接官』に回りましたが、

やはり採否の差はあるものだな・・・を肌で感じました。

 

盛ったって、しゃあないんです。見たらわかるんです。

 

アマチュア無線は『遊び』ですが、

遊びの成果を『生産性』と置き換えてみましょう。

さらに『仕事力』を『思考力』に置き換えてみます。

 

・経験から得た情報×思考力=生産性

 

遊びに『生産性』とは『けったいな話し』ですが、

目標とか、目指すものを持っていないと、

長続きさせるのは難しいです。

 

私のハムライフの生産性は『まずWkd、そしてCfm』です。

 

私は『運用』を重視し、

目標は『各種のAWARD』を設定しています。

AWARDを達成するには『まずWkd』です。

そして『Cfm』できなければ、

AWARDが達成できません。

 

当たり前ですが『何らかの交信証明を得る』のが必須です。

※AWARDに興味がない方には、他の楽しみがあることも承知していますヨ。

 

電子であれ、紙カードであれ、

ログ照合であれ『生産』と置き換えています。

 

もちろん、無線機や周辺機器を『こしらえる』のも『生産』です。

 

私は、電気工作が『そんなに得意ではない』ので、

せいぜい『1/4λの再現性のいいアンテナづくり』でとどまっています。

まぁ、それでも『自作のアンテナでDXができたら嬉しいもの』です。

 

話しは飛びますが、毎日どこかでやっているロールコール。

 

あかんとは言いませんが、

ムセンをすること=ロールコールにチェックインすること

こんな状態になっていませんか。

 

ロールコール参加者の傾向を観察してみました。

 

1,HFに挫折した人、初学者の人=20%

2,何となくチェックインする人=60%

3,キー局の顔を立ててチェックインしてやるか、の人=20%

 

別に『あかん』とは言いませんヨ。

 

V/UHF帯で、CQを出す人は10~20%程度です。

ニューカマー局が交信のチャンスを得たり、

交信のノーハウを身につけるには、

今のアマチュア無線家減少下、

ロールコールを追いかけるのもやむを得ないでしょう。

 

でもね『期間限定』で『早く卒業』した方がいいでしょう。

 

毎日、どこかで必ずロールコールをやっていますから、

これをご自身のハムライフのスケジュールにすれば、

見事に『1週間のルーティン化』が可能です。

 

この『無限ループ』にハマると『仲間内のなぁなぁ』になります。

 

私が言うことと『温度差』が生じて当然です。

 

仲間ができると『居心地がいい』ものです。

生活習慣に置き換えてみましょう。

仕事終わりに『いつもの店』に立ち寄り、

家庭的雰囲気のママさんが『いらっしゃーい、おかえりー』と迎えてくれ、

常連客と『他愛のない話しで盛り上がる』毎日・・・。

 

ほとんど『菊正宗のCM(萬年社制作)』の無限ループ同様です。

▲旨いモノを見れば菊正が欲しくなる・・・(アル中になります(笑))。

 お店は『「家庭的雰囲気」より「お店の雰囲気」の方が大事』です。

 会社も『「家庭的雰囲気」より「会社の雰囲気」の方が大事』です。

 

話を戻します。

 

これでは『概ね7年で、ご自身のハムライフが行き詰って破綻』しています。

そりゃそうでしょう。

ロールコールばかり『何年もやったところで得られる経験値が乏しい』のです。

気がつけば『アル中』同様に『ロールコール中毒』です。

かつてSNSが流行り出した頃、

ヒマさえあれば『mixi』ばかりやっている人を『ミク中』とか言いましたね。

中には『夫婦間の会話がmixiで完結する』という人もいて、

『へぇぇ~』と思いました。(ま、あんまり関係ない話しで、すんません)

 

それと『同じような状態の無限ループに陥る危険がある』のです。

 

例を挙げれば『CWのロールコール』。

144MHz帯のCWロールコールの『おおかた』が『和文』で占められます。

ご自身で『ロールコールは練習台』と割り切り、

期間限定で取り組めば『相応の力』はつきます。

 

でもね、ロールコールしか通用しない長ったらしい交信になる危険も。

 

・下手すりゃ『ただの電鍵コレクター』になるかも

・気を付けないと『電信マニアの和文オタク』になるかも

・なんでもかんでも『PSE K』や『VA 73 TU  TU E E』を打つクセがつくかも

タテブレで、やたら長音を間延びさせるのが『OMのCWと錯覚』するかも

・phoneみたく『シンゴウハ ジカイ オクリマスネ』が当然と思うかも

 

余計なこと打っとらんで、ちゃっちゃと『5NN』でええやろ、と思います

 

おかしなクセがつくと『コンテスト』でも露呈します。

ときどき『JA1〇〇〇/A』とか『なんじゃこれ?』と思う局がいます。

確かに『~/1(・ーーーー)』より『~/1(・ー<Aで略語>)』はラクです。

しかし『国内に「Aエリア」なんてない』のです。

QSLカードにも『JA1〇〇〇/A』と書いてくる物知らずがいます。

今や、移動運用であっても『法令では「~/ナニナニ」はどっちでもいい』のです。

 

JA1〇〇〇/A・・・勝手な識別信号の送出は『厳密には違法に転ぶ』のです。

 

phoneの交信でも『ハム歴自慢』が多いです。

どうでもいいことですが、

大企業を退職した爺さんが、

地域の集まりで『現役時代はどうだったこうだった』とか自慢しながらも、

何かの役をお願いしたら『まるで役に立たないお荷物爺さん』もたくさんいます。

 

私は、その方の経歴や保有資格など『それがどうした?』と感じています。

 

いつも書いていますが、

近年の基礎級(第二級)までは講習会で取得できますし、

電気通信術も試験科目からなくなっている現状をみれば・・・、

 

あなた、高下駄履かせてもらっている自覚、持ってくださいよ』です。

 

国の法改正で『国家が認めた資格』ですから、

ご自身のやりたいようにすればいいですし、

それを活用して充実したハムライフが楽しめるなら『いいことだ』と思います。

 

最近は、第三級を軽んじる傾向が強い です。

 

第三級の操作範囲を『堪能』せずに、

いきなり『14MHz・200W』をやったって、

一定限(平均点)までは遊べるでしょうが、

 

基礎構築が『今から』なのですから、やはり頭を打つこともしばしば。

 

・大手企業だろうが

職務経歴書を盛ろうが

・上級(上級ハムは出版社が付けた名前)だろうが

 

・経験から得た情報×思考力=生産性 にかなわない、ことの方が多いです。

 

アマチュア無線は、生涯学習の要素が『たっぷり』詰まっています。

いろんなプログラムが用意されています。

ナン級だろうが『向上心』や『チャレンジ精神』が大事です。

CWにしても『1分間100文字』が取れないとコンテストにも参加しにくいですし、

呼び回りで『ちょっと冷やかしてやろう』という遊びも叶いません。

 

せっかく取得した資格、大事にしてください(←関西のホレ風(笑))。

 

JARLのカード転送が渋滞していますが、

連盟の存在は『それだけではない』です。

QSLカード転送は『基幹事業』ですが、

電子QSL(eQSLやhQSL)、ログ照合(LoTW)でもAWARDに使えます。

仲間内で小さくまとまっているより、

孤軍奮闘でも『必ず結果が出る』のがアマチュア無線です。

 

自分なりの遊び方を見つけ、操作範囲を堪能してほしいと願います。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!


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