●OTA(On The Air)

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●手帳使い。

先日来『手帳』に関する記事を書いている。今日の記事は『背綴じ手帳』か『システム手帳』か・・・という趣味性の話ではなく『手帳を使うメリット』の『入門レベル』について書いてみたい。手帳を上手く活用できれば、有能な秘書を雇っているのと同じくらいの効果があるのだ。



【写真:108円で購入可能な手帳とノートでもOK】


手帳を使わない人と使う人とでは『人生』で大きく差がつく。


例えば、今日の仕事は会社に着いてから、
指示書通りに仕事をして、
時間が来たり指示書の作業を完了したら、
退勤できる『手帳不要』な方にも、
ぜひ、手帳使いにチャレンジしてほしいと思って書いている。


どこの書店や文具店でも入手できる『能率手帳』でいい。


システム手帳は『データバンク』として使うのが前提だから、
正しい分類や正しいファイリングをわかっていないと、
かさばって携帯性や書き込み性に不満が出て、
いずれ『使いにくい』と投げ出してしまう。


まずは『背綴じ』の『能率手帳』にチャレンジしよう。


私が社会人になって33年になる。
この間、手帳やメモ帳を持たなかった期間はない。
その33年間を振り返ると、
手帳を使う人と使わない人との『差』を、
まざまざと見せつけられてきた。


背綴じ手帳を33年間使い続けていたら・・・


33冊分の『成長の過程』が詰め込まれている。
残念ながら、システム手帳に移行したり、
数回の転居や転職などで失念したり処分した手帳があり、
20年分くらいしか残っていないのが悔しいところだ。


さて、手帳を使わない人の印象。


・仕事は大ざっぱで雑
・作業効率は悪い
・変化を嫌う
・出世は『年功』しか望めない
・おカネに関しては『冗費』(無駄遣い)が目立つ
・忘れものが多い(忘れたことすら忘れている!)
・用事がなくても『残業』をして居残る
・モテ度は『盛り上げ役』止まりで『友達』以上の発展がない
・オンオフの切り替えが苦手
・いつも時間に追われて達成感や充実感がない
・本気度が伝わりにくいからキーマンを紹介されにくい
・目標達成に遠回りしたり、達成までの時間がかかり過ぎる


仕事で手帳を使う必要がない人は・・・。


金銭管理に特化してみるのも一案だ。
まず『予算』を立てる。
次に『決算』を出す。
こういうのには『正解』というものは存在しないから、
例を挙げるならば『月次』で予算を立て、
週ごとに『予算』どおりか確認する。
また、追加予算や先送りもあるだろうから、
その都度『見直し』をやってみる。
そして『月次』で決算を出し、
翌月の『月次予算』を立てる。


これだけでも『冗費』が相当カットできるはずだ。


混沌とした世相だが、
生きていく『目的』と、
目的を達成するための『目標』は持ちたい。


一生、一年、一か月、一週間、一日・・・


私自身、いろんな方と交流があるが、
生涯の目標を持っている人は、
少なくとも『5か年計画』や『3か年計画』を持っている。
さらに、手帳には『年次計画』が明示され、
常に『進捗状況』を確認しておられる。


水が高いところから低いところに流れるように・・・


目標は『大局』から『俯瞰する』のが大事だ。
会社だと『事業計画』を立てるが、
自分の人生も『生涯計画』を立てた方が、
つまらないことに追われなくて済む。


人づきあい、時間、カネ・・・


無防備でいたら人、時間、カネを奪われる。
今は、スマホやPCで管理できる時代だが、
デジタル機器とアナログの手帳は、
得手不得手をわかった上で使い分けるべきだ。
こと、スケジュールに関しては、
アナログで管理する方がいい。


アポの電話が入っても電話を切って予定を確認してかけ直す手間が省ける。


相手が何かの用事があって会いたいというのだから、
相手の電話代で『事を済ませる』のがスジだ。
昔のように不在時にかかってきた電話に、
『戻り次第、お電話差し上げます』という時代ではない。
ケータイ・スマホで即座に片付くのだから、
かけてきた相手の費用で片づければいいのである。


打ちメシ・・・という略語がある。


これは『食事しながら打ち合わせ』の意味だ。
時間帯によってはアルコールが入る場合もある。
あくまでも『打ち合わせ』がメインだから、
ヘベレケになるまで飲んではいけない。
大事な用件は酒が入っていてもメモを取る姿勢が大事だ。
打ち合わせに『手ぶら』で臨むなど『もってのほか』である。


相手は、そういう姿勢を見ている。


年末になれば『手帳使いノーハウ本』が書店に並ぶ。
こういうのは『すでに手帳を使っている人』が、
さらに『もっと、うまく手帳使いになるための本』である。
色分けがいいとか、ポストイットを併用するとか、
そんなのは、一定限の域に達している人が考えて行動するもの。
初心者は、ただ、ひたすら『毎日、手帳を開いて書いていく』のが大事。


自分の人生を大事に生きるか、雑に生きるか、それは自由だ。


今は、スマホでもスケジュール管理はできる。
だが、水没したり、電池切れ、焼けたら終わりだ。
パソコン管理も可能だが、
近所の喫茶店にコーヒーを飲みに行くのに、
重たいPCを持参するのは非現実的だ。


紙の手帳は『意外に強い』。


最後に、少しショッキングな事例だが、
31年前の日本航空123便のアシスタントパーサーが、
ご自身の手帳に『避難誘導の手順』を、
書かれた遺品が公開されているのでご紹介したい。



▲JL123便乗務員さん(享年29歳)の手帳メモ。
(JAL123便墜落事故31年目の記録より引用)


ご自身も恐怖と戦いながらも、
不時着を祈りつつ乗客の安全誘導を書かれている。
この手帳には遺書的な内容は一切ない。


まさに、プロ魂だ。


生きたくても生きられなかったJL123便の520名。
生きられるのに自ら命を絶ってしまう方が年間3万人。
今後、どうなるかわからない昨今だが、
せめて、手帳ひとつでも駆使して、
いい人生を過ごしてほしいと願うばかりだ。


ほんまかいな・・・


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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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