3アマから2アマにステップアップした際、最も「実利」として大きいのは、まさにその10MHz帯と14MHz帯への参戦権です。
無線工学上の「3dB(パワー2倍)」といった数字以上に、運用面で決定的なメリットが3つあります。
- 「DX(海外通信)のメインストリート」を走れる
14MHz帯は世界的に「DXの王道」です。電離層のコンディションが良い時、3アマまでのバンド(7MHzや21MHz)が静かでも、14MHzだけは世界中の信号で溢れかえっていることが多々あります。この「一番美味しい場所」に参加できるのは、海外通信を狙う上で最大の実利です。 - 10MHz帯という「CWの聖域」
10MHz帯はモードがCW(モールス)とデータ通信に限定されています。そのため、非常に紳士的で静かな運用が楽しまれており、混信も少ないです。また、7MHz帯ほど季節や時間帯によるコンディションの変化が激しくないため、安定して国内・近距離海外と交信できる「逃げ場」としても非常に優秀です。 - WARCバンド(10/18/24MHz)の解禁
10MHzを含むWARCバンドはコンテストが禁止されています。週末、他のバンドがコンテストの怒号で埋め尽くされている時でも、2アマ以上なら10MHz帯(や18/24MHz)でゆったりとラグチュー(雑談)やDXを楽しめます。
3アマが「パワーの増強」でコスパを稼ぐ資格だとしたら、2アマは「世界と繋がるためのプラットフォーム(周波数)を手に入れる」ための資格と言えます。
可処分所得の範囲内で14MHz用のシンプルなダイポールを一本張るだけで、世界の見え方が一変します。