●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●失礼な客。

ときどき、興味本位で『タクシーの収入』を聞いてくる客がいる。まぁ、正直なところ、広告屋のころと比較をしたら25%の減収だ。金額に直したら13〜15万円の減収。客には『1/3〜1/4は減りましたね』と答える。ニタニタしながら『そりゃあ、大変でしょう。奥さんも働いているのですか』と余計なことを聞いてくる。『いいえ、専業主婦でぶらぶらしていますよ』と答える。客は『共稼ぎで大変ですわ』を期待しているのが『ありあり』とわかると同時に『ニタニタ』が止まって真顔になる。それでも『減った収入はどうして工面しているの?』と聞いてくる。『答えたら、あんたが減収分を補てんしてくれるのかい?』。



【写真:こういう発想の人は、極めて少ない】


『収入が減ったら、買わなければ済むだけのことですよ』


こう答えたら、客は『口、あんぐり』で固まる。
しつこいヤツは『家賃とかどうするんですか』と、
プライベートにまで入り込んでくる。


『持ち家ですから、ローンも家賃もありません。気楽なもんですわ』


一般的に、タクシーの運転手は年収が低く、
ぼろアパートで、生活保護ギリギリの、
つましい生活が似合うようだ。


『そうですねぇ、固定資産税が年間2万円かかるだけです』


予想外の回答に『がっかり』した上、
今度は、自分の身の上話が始まる。
家賃がどうの、子供の学費がこうの、
休日の外食費がどーたら、
会社の付き合いがこーたら。


『そりぁ、大変ですね。頑張って働いてください』と冷たくあしらう。


こういう人は、カネが不足すると『未来まで不安になる』傾向がある。
みんながみんな『そう』とは言わないが、
なんでもかんでもカネでしか処理ができない症候群に陥っている。


『靴下に穴があいたら、縫うたら済むでしょ』
『靴底がチビったら、張り替えたら済むじゃないですか』
『自転車が錆びてきたら、磨いたらいいじゃないですか』
『車にカネがかかるなら、売ってレンタカーじゃだめなんですか』
プランターでネギでもこしらえたらおいしいですよ』
『子供が進学したければ、奨学金で自分で行かせればいいじゃないですか』
『休日は、まち歩きとか、アウトドアに出たら気分がいいですよ』
『図書館に行って、本を借りたら本代も削減出来るじゃないですか』


こんな話をしても、カネでしか処理できない人には全く通じない。


町に出たら『カネを使わせる仕掛け』だらけである。


1、100円ショップ
2.コンビニ
3、ホームセンター
4、ディスカウントストア
5、携帯電話ショップ
7、バーゲンセール
8、ファミレス、ファストフード、チェーン飲食店
9、郊外型メガモール


私には、ほとんど縁がない。


貨幣経済が浸透する以前も、
人間は、ちゃんと生きていたのだ。
その頃は、おカネを払って『誰かにやってもらう』のも、
本当に最小限だったはずだ。


最近、喧伝されているのが『食の廃棄』だ。


うちの周辺で半径700m以内に、
コンビニが10軒もある。
食品スーパーだって5軒もある。
飲食店に関しては数十軒ある。


相当な廃棄処分される食材があるはずだろう。


こういうところに運んでくるのも、
納入業者が運送屋のトラックをチャーターしている。
こう言っては滅茶苦茶な理屈かも知れないが、
一旦、否決された『大阪都構想を再燃』させて、
大阪市を5〜6の区に再編するより、
不要なスーパー、コンビニ、トラック業者を、
『どうにかした方が、ムダがなくなる上「エコ」だ』。


どうも、昨今、カネで解決するクセがついたせいか発想が単純かつ貧困だ。


断捨離本がウケているが、
要は『ガラクタ処分』である。
一時は『スッキリ』するだろうが、
ストレスの根本が解決されていないから、
相変わらず100円ショップで爆買いしてガラクタが溜まる。


ラクタ置き場にも『地代』がかかっているのがわからないのだろう。


ときどき、近所の喫茶店に本を持ち込んで、
モーニングを食べながら読書にいそしもうと思うと、
店主が『ホンマ、本、好きやねぇ』と半ばあきれ顔。


『本って、一番、安くつく娯楽やと思うねんけど』


常連客が『はびこる喫茶店』の顔ぶれを見ても、
どう考えても本を読む『読解力』など持ち合わせていない。
こういう、客を無神経に扱う喫茶店には行かなくなった。


モノを買わないと、工夫に力が入る。


さすがに、穴の開いた靴下を修繕するまではやらないが、
山歩きなどをしていたころは『針と糸』などの修繕具は必携だった。
ハードに使う靴下に穴があいたら足を傷めて歩けなくなる。
動物だったら、歩けなくなったら『即、死を迎える』こともある。


そこまで考えて行動する人は、本当に見かけない。


私は、気に入った服や靴は『ヘビーローテーション』で使い倒す。
ムカデじゃないのだから『靴など、3〜4足あれば十分』だ。
第三国に亡命した『イメルダ夫人』や『崔順実おばさん』は、
ムカデ顔負けの数の靴を持っていた。


高額のミニバンを運転している人が『つっかけ履き』なのも笑える。


普段は、タバコ代程度しか使わないのだが、
その分、ある程度は『仕立てのいい服』や『小奇麗な靴』を身につける。
自分自身、おしゃれには全く縁がないが、
身につけているモノで自分が『値踏み』されたことはない。
あたりまえだが、寝間着で外に出るような不細工なことはしない。


おカネがあっても、なくても『変わらない人生』がいい。


漫才師だった『故・横山やすし』が、
カネについておもしろいことを言っていた。


『何やそれ、食えるんか、食うたら、うまいんか?』


みんなの不安は『カネがなくなること』より、
見えない未来への不安が大きい。
誰しもが、いろんな不安材料を抱えて生きている。
ならば、カネがあろうがなかろうが、
行きぬける力を『カネがある、今のうち』に身につけるべきだ。


買わないこと。


仕事はしながら、極力『経済の流れ』から、
少し離れてみると『案外、いけるやん』と気づくはずだ。
経済の流れ=ラットレースを客観的に見られるような生活に戻し、
おカネがなくても『なんとかなるやん』となれば、
素寒貧(すかんぴん)になろうが、
大金が舞い込もうが『その時を楽しめる人間になっているはず』だ。


そのためにも、同じ価値観を持った仲間を増やすことが大事ではないだろうか。


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