今の私の暮らしの１／３は『仕事』である。今週の月曜日は雨天で、タクシー需要が高まり多忙だった。多忙なのは嬉しいのだが、１日２０回のご乗車で『ワンメーター（６８０円）』が連続１２回の新記録を出した。売上を意識しつつも、他人さまを乗せて走るのだから真剣勝負だ。加えて『ワンメーターだからこそ、より丁寧な対応』をする。多忙になって、客単価が低いと『雑な仕事ぶり』の人が多くなる。これはタクシーに限らない。あるいは、趣味や余暇活動の比重が大きくなると、仕事も趣味も余暇活動も、すべてが『雑になる』。趣味や余暇活動は丁寧にやっても、その比重が大きくなりすぎると、仕事にしわ寄せがくる。モノは大事に使い、行動は丁寧が、いい結果を招く。
【写真：たかが鉛筆だが、３ｃｍ長まで短くなっても線引きには必要にして充分】
丁寧な仕事をすると、
お客さんが『ありがとう』といい、
売り手の私が『どういたしまして』という会話になる。
加えて『コーヒーでも飲んでね』と、
運賃以外のチップをいただくことも多い。
特にワンメーターの乗客は大事にする。
確かに、売上を意識すれば、
連続１２回もワンメーターが続いても、
８，１６０円で日額目標には、ほど遠い。
多忙な日は『そういう日だ』と割り切っている。
割り切るというのか開き直るというのか、
とにかく『安全最優先』で『丁寧な接客』を続けていたら、
ラストに意外と遠方の乗客が当たる。
仕事なんて、そんなもんである。
仕事の売上にしろ、
趣味や余暇活動の満足度にしろ、
あんまり『あれこれ』と欲張ると、
いい結果につながりにくいものだ。
屏風と同様に『広げ過ぎたら倒れる』。
中小零細企業が『あれこれ』と手を出し、
いわゆる『多角経営』をやると、
ものの見事に屏風のように倒れる例をたくさん見てきた。
私の性格自体は雑だが『用心深い』と思う。
幼少のころから親や祖父母から、
戦時中の体験談を聞いて育ったからなのか、
何かにつけ『用心深い』ようになったと思う。
どうやら刹那主義にはなれないようだ。
過去や将来を考えず、
ただ、この瞬間を充実すれば足りるという、
刹那主義の考え方には馴染まないようになった。
せこくはないつもりだが『ケチ』は自覚している。
５０歳を過ぎて『物欲』が急に失せてきた。
まぁ、趣味も余暇活動も必要なモノは、
一通り揃ったこともあるが、
特に他人との比較をしなくなってからは、
物欲が湧かなくなった。
極論だが、むやみやたらに友人を増やすこともやめた。
ＳＮＳで、ぱっぱかぱっぱかと友人を増やすのもやめた。
何百人というＳＮＳでの『友人』を持つ人もすごいと思うが、
結局は、丁寧にフォローもできないのはmixiで懲りたから、
facebookでの友人を増やすのはコントロールした。
将来的にも丁寧にフォローできないなら・・・
今、フォローできないのだから、
将来もフォローできないのは目に見えている。
だったら、傷が浅いうちに距離をあける方が将来的にもいい。
１日２４時間、１年３６５日はみんな平等にある。
極度の面倒くさがりゆえに、
限定したフォローがやっとだ。
さらに、他人さまを乗せて報酬をいただくのが仕事なので、
ある程度、自分でコントロールしないと、
今度は自分自身が潰れてしまうのだ。
コントロールすると余裕が生まれる。
金銭的な余裕はあまりないが、
気持ちの余裕があれば、
仕事も趣味も余暇活動も、
じっくり取り組めるのである。
残りの人生は、より一層、丁寧に過ごしたいと考えている。
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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