●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●しがらみを認識しよう。

誰が言ったか『楽しいことは正しいこと』。同じ方向性のコミュニテイをまとめるには、よくできた『スローガン』だ。楽しいことは正しいことなんだろうが、人が複数集まれば『文句』が出る。別に楽しくもない極端な事例だが、医薬分業に抵抗する徳洲会グループ。私ら、高血圧の薬を飲んでいる者にとっては、院内処方の方が『経済的に助かる』。患者側からすれば『安いことは正しいこと』。だが、医薬分業で甘い汁を吸っている側からすれば『徳洲会はけしからん』となり『悪いこと』になる。いろいろスキャンダルが重なった上、医薬分業の流れに逆らった徳洲会は、政界から干されている。カネに加えて『主流、反主流』、イデオロギーなどが加わると、正しいことがいいことになったり悪いことになったりする。『しがらみ』とは、本当に面倒くさいものだと、つくづく思うところだ。



【写真:正しいことでも、根回しが不足したら悪いことにも・・・】


しがらみに悩む時間ほど無駄なものはない。


まるで、バス停で電車を待つようなものだ。
電車が来ないことに腹を立て、
バス停横の立飲み屋でクダを巻く。


結局、バス停の前を通りかかったタクシーで帰宅する。


しがらみに悩むと、


1、イライラして無駄な時間を過ごす。
2、イライラを吐き出すために酒代がかかる。
3、終電や終バスをやり過ごし余分なタクシー代がかかる。


何もいいことがない。


会社であれ、隣近所であれ、サークルであれ、
人が集まると100人100様の考えがある。
一番小さな社会である家庭においても、
育った環境が異なる配偶者との間でも、
考え方の相違で意見が衝突することがある。


しがらみとは、そういうものだ。


自分が正しいと思えば思うほど、
しがらみに対しての意見が強くなる。
会社なんかだと二代目社長に代替わりすると、
たいていが『先代派』と『二代目派』に派閥ができ、
袂(たもと)を分かつ。


大塚家具の父娘抗争などがわかりやすい。


どんな組織でもトップの考え方は一番大事だ。
だが、組織であれば『しがらみ』がある。
なんでもかんでも『いやいや、まぁまぁ』では、
話しは前に進まない。


どうすればいいのか・・・?


単純な話であるが、
トップが右腕を育てる。
あるいは、先代の右腕を味方に付ける。


要は『参謀総長』次第で『しがらみ』が収まってくる。


会社などの営利団体は給料や報酬など『カネ』で大方が解決できる。
イヤなら、違う会社に転職したら済む。
厄介なのは非営利の団体、サークル、クラブなどだ。
それぞれが『平等』であり、
意見も尊重されるから『収まりがつかない』のだ。


もめたら、多くの場合が3年程度で空中分解する。


志が高ければ高いほど、
いい人が集まってくるのだが、
もともと志が高いだけあって、
意見も鋭いのが出てくる。


会社ほど利害が関係しないから言いたいことを言う。


こういうときに力を発揮するのは、
社会経験(しがらみ経験)が豊富な年長者だ。
こういう人を参謀や参与に起用し、
トップに立つ人の右腕に据えること。


右腕の手腕を持つ人は『調整役』も育てられる。


特に若い人が中心で利害が絡まないと、
闊達な意見も出るのだが、
向こう意気が強すぎて軋轢を招く。


右腕と調整役が『ケツをかく』。


ケツをかくとは表現が悪いが、
うまいことプライドを壊さないようにくすぐる。
思いが強ければ強いほど、
目に見えない人事の組織表を、
トップが頭の中で描きながら、
コトを進める。


これが、しがらみを最小限に収めるコツだ。


徳洲会グループのように、
スキャンダルが続いたら、
もう、組織内では対処できない。


それは、しがらみを超えた別の問題だ。


家庭内で配偶者同士が意見衝突するのはよくあるが、
多くの場合『子供の笑顔』が参謀であり調整役になる。


しがらみは厄介だが『生きていく上では避けられない』ものなのだ。


ほんまかいな・・・


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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
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