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★免許不要の無線、防災に活用できます♪

jf3tbm2004-10-25

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◆小型無線 防災通信実験の報告

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新潟中越地震の被災地に対し、お見舞い申し上げます。


奇しくも、新潟中越地震が起きる数時間前まで、私は和歌山
のFMマザーシップにおり特定小電力無線を用いた防災通信
実験に参加しておりました。


新潟の地震をはじめ、災害が発生すると電話が不通になりま
す。通信機能のダウンに備え、無線免許が不要な小型トラン
シーバーで通信できる体制を構築しようというのが今回の実
験の狙いでした。


概要は、和歌山県有田郡吉備町を中心に、地元のコミュニテ
ィFM局(FMマザーシップ/88.9MHz)、東京の無
線専門誌(アクションバンド)が主催し、吉備町役場の全面
的な協力を得て、町内各地を結ぶ通信実験を行いました。


FMマザーシップの送信所がある鷲ヶ峰(海抜600m)は
放送エリアが一望できるので『そこに無線中継機(弁当箱く
らいの大きさです)を設置すれば地域全体をつないで交信で
きるのではないか』という提案がアクションバンドの木村真
一編集長から出されました。【写真:鷲ヶ峰山頂】



通常、特定小電力無線は数百mが交信可能距離とされますが
建物などの障害物がなければ数十キロでの交信も可能です。
実験では、鷲ヶ峰の中継を用いて町役場など5ケ所にトラン
シーバーを配置、吉備町町長の中山正隆さんが山頂まで上が
り「こちらは鷲ヶ峰。さわやかな風が吹き風力発電の風車も
元気よく回っています」の第一声からスタートしました。


中山町長は、順次町内の実験配備したトランシーバーに向け
て発信し「保健福祉センター、聞こえますか、どうぞ」と呼
びかけ「こちら、福祉センターです。よく聞こえます、メリ
ット5です、どうぞ」と、返答があり、このやりとりを、
FMマザーシップが生放送で伝えました。


放送側のFMマザーシップ・坂口緑局長は「免許不要の無線
が一般家庭も含めて整備されれば、災害情報の受発信がしや
すくなります」と語っています。


課題はたくさんありますが、コミュニティ放送と無線通信が
うまく連動して、今までにない防災情報の受発信機能が構築
できれば・・・と思います。


ご協力頂いたみなさま、本当にありがとうございました。


また、この実験は、毎日新聞朝日新聞の和歌山版、地元紙
有田タイムスなど各紙で大きく報道されました。


▼▼▼▼ご協力いただいたところのホームページです▼▼▼▼


●FMマザーシップ
http://www.fm889.net/
●吉備町役場
http://www.town.kibi.wakayama.jp/
●アクションバンド(株式会社マガジンランド)
http://www.magazineland.co.jp/index2.html
●どんどん広場
http://www.technologybox.co.jp/arida/kibi/omise.htm
●吉備町保健福祉センター
http://www.town.kibi.wakayama.jp/sangyo/cl_hoken.htm
●CITIZENet
http://www.citizenet.or.jp/index.html
●株式会社アルインコ
http://www.alinco.co.jp/


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