●OTA(On The Air)

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●夢と目標を混同してはいけない


【写真:夢など『たかが目標』に過ぎない】


6月30日・11時30分頃、
東京発新大阪行『のぞみ225号』車内で、
71歳の男性が『ガソリン様』の液体をかぶり、
ライターで放火し焼身自殺した。


被疑者死亡だが他の乗客も死亡が確認され『新幹線殺人放火事件』だ。
71歳になって『何やっとんねん』だ。


土曜サスペンスの見すぎではないか?


線の細い人は『絶望感』から自害を選ぶらしい。
この被疑者は最近になって失業したと聞く。
詳細は少しずつ明らかになるだろう。
とにかく梅雨時は気圧の関係からか、
うつ状態からの自殺願望者が行動に出るケースが多い。


そこに『年々、実質年齢が低下している』のが加わる


今は『実年齢×70%=実質年齢』が多いと聞いた。
この数式に当てはめるならば、
私の場合は『50歳×70%=35歳』で成長が止まっている・・・?
71歳の被疑者は『49.7歳』という計算になる。


私の実年齢と『ほぼ同じ』という計算だ


実年齢が71歳だから『老化』の自覚症状もある。
不足する年金やらいろんな事情で絶望視して、
焼身自殺を選んだのだろう。


墓場を走行中の新幹線にするな!


宗教観の違いもいろいろあろうが、
死ぬことに『何も意味はない』と考えているし、
お経は死人に聞かせるものではない。
人生は『生きて仏の境涯を得るための修業』だ。
修業だから『つらいこと』もたくさんある。


戦地から引き揚げてきた人は強かった


昔は『シベリア抑留から帰ってきた』とか、
満州から』『ビルマから』『沖縄から』と、
いろんな前線から復員してきたおじさんがあちこちにいた。


『生きて祖国の土を踏みたい』こういうのが『夢』だ!


近所の神社の『忠魂碑』でいつも一服しているおじさんは、
満州からの引き上げ組だったと聞いたが、
亡くなった戦友を思い定年後は、
忠魂碑のそばで過ごすことが多いのだと聞いた。


復員した焼野原に『夢も希望もない』というのが率直な感想だったそうだ


若い社員をこき使うベンチャー企業のオフィスには、
『夢は叶えるためにある』とかのスローガンが貼ってあったりする。
4年落ちのベンツを『リース』で乗り回し、
社員や取引先に『夢を叶えた成功者ヅラ』しているのもいる。


ヘソで茶が沸く『茶番劇』だ


若い社員には『頑張れば社長のように高級車に乗れる』と、
リースとも知らないで『夢、夢、夢』と夢を追いかける。
交流会に出かけては『夢』を語り、
セミナーに出かけては『夢の叶え方』を習う。


ほとんど『夢遊病』だ


その夢を叶えるモチベーションの糸が切れると、
すぐに『絶望』して『線が細い』とすぐに死ぬ。
50年も生きていたら挫折も何度か経験したが、
いちいち絶望していたら命がいくつあっても足りない。



▲七五調で『我ながら上手く書けた川柳だ』


挫折はしたが『命までは取られない』が励みになった


今まで50年生きてきた中で、
顔を知っている人が3人も絶望のあまり自ら命を絶った。
亡くなった人を悪く言うつもりはない。


だが『経験が足りないから対処法の引き出しが少なすぎる』のだ


そこに『実質年齢の低下』が加わり、
個性を美化した『みんな違っていい』のような、
オンリーワン思考がはびこり『思考停止』に追い込まれる。


年長者が『もう少し、気の利いたアドバイスができんのか?』と思う


特に若い人は『今を起点にこれからの未来』に夢を描く。
夢を描くのは大いに結構だが、
せめて35歳から40歳くらいまでは、
未経験のことにチャレンジして、
何が自分に向いているのか見極めるためにも、
正規、非正規関係なく『一生懸命働け』だ。


40歳を過ぎたら『得意分野を伸ばす』ことに尽きる


特に、40歳を過ぎたら少しずつ老化を自覚する。
早い人では『老眼』などが自覚できる。
こうなれば『これからの未来』も大事だが、
20歳代の人と比べたら『残り時間は短い』のだから、
逆算して計画を立てていかないと、
気がついたら50歳、60歳、70歳と歳を食う。
逆算ができないと40歳くらいに35年ローンで住宅を買い、
定年後もタクシーに乗って必死のパッチで働く羽目になる。


逆算しながら『5年ごとの計画』を立てるのが大事だ


『あれこれしたい、やりたい』は40歳まで。
40歳を過ぎたら『得意分野』を伸ばし『人生を逆算』する。
『夢、夢』と夢遊病になるのもいいが少し大げさ過ぎている。
多くの人が『夢』と語っているが、
ほとんどが『人生の目標』に過ぎない。


目標は目標であって『いくらでも下方修正』でも、
あるいは『上方修正』も可能だ。
10年先、20年先を考えるのも大事だろうが、
そんな先のこと誰もわからないし、
具体的に絵をかくなら『今の延長線上』で考えやすい『5年』だろう。


こういう考え方を早くに気づくのは大事だと思っている


好き放題やってきて71歳になって、
何が原因か知らないが公共交通機関であり、
産業の大動脈を止めて絶望の道連れにするような、
レベルの低い老人にはなりたくないものである。
この代償は残された親族が背負うことになる。
死ぬのは勝手だが『身勝手過ぎる』ことをわかっているのだろうか。


人生の『夢』など『目標』に過ぎない


テキトーにヘラヘラ暮らせたら、
十分幸せではないか・・・?


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大阪・大阪近郊の耕作放棄地を開拓・開墾して、
都会と里山をつなぐ活動を展開しています。
通称『みんたく団』と呼び、河内長野に『みんたく畑』を開拓中です!
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