20代の乗客の中に、乗って来るなり『門真市〇〇町〇丁目〇番地の〇に行ってください』というのがいる。私は、こう切り返す。『あのねぇ、郵便屋さんじゃないんだから、町名と目印を言って。初めて行くところだったら、ナビのセットするけど』と。そうすると『スマホのナビを使ってください』とか言ってくる。そこで『誰の?。お客さんのスマホ?』と問い返す。すると『運転手さんのスマホにナビのアプリあるでしょ』とかぬかす。『悪いけど、会社の電話(ホンマは自前)だから、ガラケー。ナビはカーナビしかないよ』。結局、ナビをセットして送っていくのだが、こういうIT世代のコミュニケーションには、大変な違和感を感じるのである。
【写真:リアルな体験が少ないから『リア充』といちびる(調子に乗る)】
金曜日の稼ぎ時に『スマホオタク』が乗ってきた。
行先は『丁目、番地、号』を『いきなり告げる』。
結構、うっとうしい客だ。
目的地が定まると『一方的にしゃべりまくる』。
おとなしく友達とLINEでもやっておいてくれれば、
いちいち相手をせずに済むのだが、
ときどき『どう思います?』と、
半ば『同意』『承認』を要求する問いが来るから、
テキトーに聞き流すわけにもいかない。
話し言葉が『書き言葉』のようで違和感がある。
普段、LINEなどで書き言葉のコミュニケーションばかりなのか、
リアルに人間を前に話すと『落ち着きがない』のだ。
挙句に『LINE、交換しましょ』とかいう。
『だから、ガラケーだし、LINEなんてやっていない』というと・・・。
『今どき、LINEやらないなんて困りませんか』とか言う。
まぁ、LINEをやっていてスマホを忘れたときなどは、
たぶん困るのだろうがLINE自体やらないから、
困ることすらないし、何に困るのか見当すらつかない。
LINEの普及でメールが激減したので清々している。
だいたい、初対面のタクシーの運転手とLINE交換して、
何のコミュニケーションを取るつもりなのか、
さっぱりわからない。
ただ、友達の数を増やしたいだけじゃないのか?
この若造は『SNSは楽しいですよ。もったいない』と、けしかけてきた。
『あのねぇ、昔、流行ったmixiは先駆けでやっていたんよ。
mixiのIDは33万目だから草創期にやってたの。
だけど、バーチャル世界のコミュニケーションは、
いろいろ行き違いがあるから、
極力、電話でアポを取って直接会うようにしているのね。
昔は、オフ会も牧歌的で楽しかったけどね。
でも、メールやSNSより5分でもいいから直接会うのが大事やと思うよ』
SNS漬けの若い兄ちゃんはmixiの先駆けと聞いて態度を改めた。
実際に会う友人より『仮想世界の友人の数』を大事なのか。
こんなの『年賀状の枚数が何百枚』と自慢する、
かつての大企業の管理職連中が会社の看板と、
自分の力量をはき違えていたのと大差がない。
大企業の管理職も退職したり閑職に飛ばされたら、
年賀状の数も激減するから『ほとんど体裁だけ』で、
生きていく上では、大した意味もない。
若い兄ちゃんには『PCではFacebookのIDもあるけど、放置に近いよ』とも言った。
今は大学生だとか言っていたが、
大学生がタクシーのオッサンと友達になって、
どうするのか、不思議でたまらない。
もうちょっと、健全なコミュニケーションができんもんか・・・と思うところだ。
所詮、SNSなど『小市民の遊び』で『ひまつぶし』でしかない。
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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