●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●「買わないこと」には「何のスキルもいらない」のだ。

私が『くだらないものは買わないぞ』という『倹約』を始めてから、5年が過ぎた。タクシーに乗り始めて2年くらい、仕事中の食事は『コンビニのおにぎり』だった。だが、おにぎりだけでは済まない。1日で、おにぎりが3個、缶コーヒーが2本、タバコが1箱。これだけで、800円〜900円の出費。さらに、ときどき『週刊誌』や『ウーロン茶』などが加わると、1日1,500円の出費になった。タクシーで1,500円の純利を出そうとしたら、当時の歩合で3,800円を稼がないと『コンビニ代』がねん出できないことに気づいた。3,800円とは、割増前のメーターで門真⇒北新地に相当するのである。ワンメーターだと、約6回の営業回数に相当する。もう、ばかばかしくなり、無駄遣いをやめたのである。



【写真:コンビニ貧乏している人は、出費の中身を改めてみては・・・】


なぜ、買うのか・・・を考えてみた。


1、なんとなく、つい・・・。
2、安いから、お得だから。
3、面倒くさい、時間がない。
4、ストレス解消のため。
5、自分へのご褒美。
6、みんなが持っている(やっている)から。


こんなところだろう。


私は『自分へのご褒美』というのがキライである。
自分で稼いだカネで欲しいものを買うなら、
いちいち言い訳などをせず『堂々と買えばいい』。


社会に疲れたビジネスパーソンは『ご褒美』がお好きなようだ。


SNSで『食べたもの』を載せる人も、
『ご褒美系』が多い気がする。
本当に欲しいなら『言い訳』など不要だ。
これを、わざわざ『リアル充実』を誇張するなど、
見るからに心が病んでいる。


こういうおカネの使い方は結果的に暮らしの満足度が低下する。


ケチくさい話ばかりだが、
可処分所得が10万円あって、
一切使わなかったら『10万円が残る』のだ。
ここまで極端にしなくても、
毎月、3万円程度なら工夫次第で残そうと思えば残せる。
月額3万円残すと、年間で36万円だ。


36万円となれば、ちょっとしたボーナスに匹敵する。


3年間続けたら、108万円にもなる。
貯蓄の目標は『まず、100万円』だ。
これすらできずに『消費しないと経済が冷える』とか言っていると、
将来、いざというときに『あなた自身が、冷えてしまう』。


おもしろいことに『買わないこと』には『スキル』はいらない。


カネを増やそうとか残そうとか言うと、
すぐに『株式投資』だの『投資信託』だの『FX』がどーたら、と、
金融商品を思い浮かべるが、
社会の動きにも過敏にならざるを得ない。


思いのほか、疲れる。


株価の動きやらを『常に監視して売買のチャンス』を見極める。
朝から晩までパソコンやスマホで証券市場を気にする。
さらに、そこそこ勉強しないと『失敗を招く』。
金融商品の運用には『スキル』が求められるのである。


だが『買わないだけ』なら『何の財務スキルもいらない』に等しい。


節約というのは、
本当にストレスが溜まるのである。
120円のところを100円で買う、結果20円の節約・・・。
こんな、みみっちいことばかりやっていると、
ストレスが溜まり『100円ショップで爆買い』。
家には安物のガラクタが溜まり、
さらに、ストレスが溜まる。
ほとんど、いいことがない。


これを『安物買いの銭失い』と昔から言う。


小さい頃、親からは『無駄遣いをしてはいけない』といわれ、
さらに『おカネの貸し借りはいけません』と教えられてきた。
だが、大人になって親の支配下から外れると、
やれ『ご褒美』だの『大人買い』だのと、
あれこれ理由をつけては『無駄遣い』をする。


親の教えが何も役に立っていない。


挙句に『断捨離』と、
稼いだカネで買ったガラクタを、
一斉に処分して『いいことをした気になる』。


いい歳をして、ゴミを増やして馬鹿か・・・?。


しつこいが、買わないことは何の財務スキルもいらない。
だが、買わないことで『暮らしの技術』というスキルが必要になる。
昨日も書いたが、節約の初歩は『自分の食の確保』だ。
安易に外食をしないことが肝要になってくる。


もちろん、大事な人との会食などは別である。


日々、何でもカンでも外食ばかりだと、
感覚がマヒしてくる上に、
大事な人との会食も参加費が乏しく、
テキトーな言い訳をして不参加になる。


要は、生き金か死に金か・・・の見極めだ。


外食や出来合いのものばかりだと、
自分の食生活を『外注加工』しているのと同じなのだ。
外注先が、どんな材料を使っているか・・・、
そんなところまでは工場見学でもしない限り見えてこない。
当然、向こうも商売だから『時には偽装』もしてくる。


まずは、食や食材の見極め。


食材を加工するスキルは最低限必要になる。
すぐに、なんでもかんでも料理ができなくてもいい。
出来合いのお惣菜を1品減らして自分で作るとか、
それすら難しいなら『皿に移し替えて盛り付けるだけ』でもいい。


買わない=暮らしの技術向上=クリエィティブな作業なのだ。


こういう点から『意識づけ』をしていくと、
案外『買わずに済むものっていろいろあるんだな』と気づく。
衣服にしても、少しのほころびは針と糸で修繕できることに気づく。
ざらしで少し錆びた自転車も紙やすりや機械油で簡単なメンテもできる。
稼いだカネで買ったものは安易に断捨離などせずに大事に使うことだ。


なぜ、今、買う必要があるのか・・・。


こういうことを意識すると、
いちいち答えが必要で『無駄遣い』も減るかも知れない。
繰り返しになるが『買わないこと』には『何のスキルもいらない』のだ。


いかがだろう。


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