●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

◆広告業界は戦国時代!?

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◆ラジオ広告業とは何ぞや?
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コミュニティFMを研究しはじめて早や5年。振り返る
といろんなことが見えてきました。


広告代理店不在、マーケティング不在、プロデューサ
ー不在、ディレクター不在…ないないづくしでした。


私が面談した中で80%近くの局が『経営がしんどい』
ということを少なからず口にされています。


その原因を探っていくと…経営を支えているのが『広
告収入』であるにもかかわらず、コミF自体が『広告
とは何か』をあまり理解していないのではないか…と
いうことが見えてきました。


ラジオ業として地域的なニーズに協力していくことも
大切ですが、それ以上に意味があることは『大切なお
得意さまの企業のためになるニーズを拾い上げていく
姿勢』ではないかと思います。


あちこちでいろんなラジオ局が主催するイベントなん
かも催されています。でも、あまりパッとしていませ
んね。どうしてでしょうか?


私は『大衆の生活パターンに合った、大衆のニーズ・
ウォンツに合ったイベントを掘り起して企業につなぐ』
という形になっていないんじゃないかなぁ…と思うん
ですよね。


企業につなげば、企業のグッドウィルを大衆に還元で
きるばかりか、大衆とのコミュニケーションも生まれ
ると思うんです。


とはいえど、広告業界自体が『戦国時代』といわれて
久しくなりました。もう、そんじょそこらのお祭り騒
ぎでは誰も相手にしてくれません。ましてや自治体主
導のイベントに便乗した生中継なんて面白くもなんと
もないんです。


ラジオに限らずテレビもそうですが、番組の中にある
モノでの勝負ではなく、むしろ『番組の外側』で何か
を作っていかないとラジオもテレビも置いてきぼりを
食う………そんな状況です。


企業も『企業市民』です。生活者ももちろん『市民』
です。『地域密着』に『生活密着』の視点を加えない
とどうにもならないのではないかと思います。


広告業界自体が戦国時代で生き残りに必死な時代です。
広告業というくくりではなく、企業活動の全てを『コ
ミュニケーション』に当ててみれば、何をしたらいい
かが見えてくるのではないでしょうか?


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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
jf3tbm@yahoo.co.jp
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