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◆紀勢線の脱線事故に思う
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●全容と流れを検証しましょう。
1)大型トレーラーの横転事故
2)積載していた木材が線路に落下
3)列車無線のケーブルが切断していて連絡不通
4)そこに御坊発和歌山行き快速電車が通過
5)電車の運転士が材木に気付き、急ブレーキをかけたが間
に合わず、先頭車両が材木に乗り上げ脱線。
もう、最悪の展開です。
みんな軽傷で済んだのが不幸中の幸いです。
覚えておられますか?信楽高原鉄道とJRの正面衝突事故。
たくさんの方が亡くなられました。私の元同僚の叔父さんも
この事故で亡くなられたんです。
信楽の事故も信号やシステムの互換がなく、
不幸にして正面衝突を起こしました。
昨日の事故も、信楽並みの大惨事を招く危険があったと思い
ます。
列車『無線』なのに『有線ケーブル』を使うJR・・・。
この『IT時代』に『有線ケーブル』で連絡を取り合う・・・。
もうひとつ、予備回線を確保していたら・・・
韓国の新幹線『KTX』は非常用連絡手段として『携帯電話』
が運転台に備え付けられています。
ケーブルが切断しただけで、連絡がとれない日本の遅れた列
車への連絡システム・・・。
今や、MCA無線システムを用いれば、中継システムを利用
し遠距離交信が可能なのに・・・。
近畿には大手通信機メーカーが何社もあるのにもかかわらず、
現実に人命を預かって走る列車が、
中途半端な時代遅れの列車無線・・・。
なんか間違っている、と思います。
42号線とJRが不通になった・・・
6月2日は、和歌山が陸の孤島になる現実を見た気がします。
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Copyright (C) 2004 Taniguchi Tadashi
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