●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

イベントはイニシャルコストばかりかかる

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◆イベントは赤字だ
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職業柄か、イベント好きに見えるからか、よくイベント実行
委員会へのお誘いをいただきます。でも・・・・・・・・・






イベントのお誘い、今は全てお断りしています





なぜか?
どのイベントも大切なことがわかっていないんじゃないかな
規模が大きくなればなるほど、準備にかかる時間が増えます
よね。多いところでは、300時間に及ぶミーティング!

今の大阪で、1人の時間あたりの生産売上を6千円とします




6千円×300時間=1.8百万円/1人




中心的な役割を担う人たちならば、これが10人になる…。





1.8百万円×10人=18百万円(1,800万円!)




これだけの人件費が準備段階でかかっています。




さらに当日に投入する人数と伝票が上がってきて支払う実費
があります。どこのイベントも『実際に伝票で計上される費
用が回収できたかどうか』だけで『赤字だ』『黒字だ』とい
うています。んなもん、どうあったって『赤字』でんがな!

営利目的のイベントなら、まだはっきりしているんですよね
向こうも計算するし、こっちも計算する・・・。互いの利害
が合致すれば手伝ってもいい。でも、『趣味系』『まちづく
り系』のイベントは、どこか違う。

みんなボランティアを前面に出すでしょ。
私がやっている仕事がどうかすればボランティアに見えるら
しく?そういう『儲からない仕事のお誘い』ばかりよくかか
る。

あのねぇ、私、小学生のころからボーイスカウトなんぞに入
隊しててですなぁ、まだボランティアなんて言葉が世の中に
普及していないころから『奉仕』という勉強をさせていただ
きました。そのころに徹底的に叩き込まれたのは・・・・・




時間はタダちゃうぞ!  です。



だから、当時のボーイスカウトは時間厳守、5分前集合は当
たり前。かかった時間相当分の労働は、時間がかかろうが何
しようが『きっちり回収する』んです。

お願いですから、余計なご心配、しないでください。
かかっているもの、すべてきっちり回収しますんで・・・。



でも、どうあっても、イベントはイニシャルコストばかりか
かっていけませんなぁ。
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