●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

3セクコミュニティFMのゆくえ

なんかね、日本の電波行政っちゅうのんはようわからんのですなぁ。


全国に170局ものコミュニティFMがあるらしいんですが、
どこもここも同じような金太郎飴番組ばかりでくだらない放送をしている。


行政防災目的ちゅうことで開局したとのことなんですが、
大災害が起きた時に行政情報があてになるんかいな・・・
というのが私の見解。


というよりも、95年1月に発生した『阪神淡路大震災』で、
震源に近い兵庫県のある自治防災無線は、
倉庫もろとも崩れ落ちて、無線機すら取りだせなかったんですな。


それどころか、行政機能は完全にマヒ。


当時の国家公安委員長だった野中広務さんは先日の講演会で
『何も情報が入らない中、手探りで指令を出した』
と語っておられました。


私が住む枚方や、近所の守口にも3セクコミFがありますが、
『こんなん、大災害が起きた時、役に立つんかいな・・・』と
いつもおもうんですなぁ。


そんなんよりも、このあいだ無線機販売店の店長と話していた内容の方が
よほど危機管理につながる。


要するに、既存の放送局なんかよりも、
各地域に点在してるアマチュア無線家のネットワークを
平時から作っておいて、いざという時に備えておく。


ぶっちゃけた話し、その方がリスクが分散されていて
いざという時に身動きがとれる。


実際、無線機販売会社の店長は
阪神淡路のとき、リュックに無線機、アンテナ、電源、ハンディー機数台を詰めて
現地入り。
日赤病院の屋上に垂直型アンテナを架設したというのです。


今の日本は、喉元過ぎれば熱さ忘れる・・・完全な平和ぼけ状態。
阪神淡路の教訓が活かされるとはとても思えないんですな。


町の活性化とか、それもいいけれど、やることといったら
とんちんかんな音楽イベントばかり。
それも、収益がトントンならまだ許せるが、
収支赤字覚悟の大放出。(スーパーじゃないんだよ!)


町の賑わいを取り戻したかったら、
お店ががんばらなあかんのです。
そこを売上貢献できるようにコミFが手伝えれば、
3セクだろうが何だろうが、ちゃんと儲かる仕組みに
なるんです。


儲からないところ...簡単に言えば
経済循環から外れている、
それだけなんですわ。


いつまでも、自動集金システム(税収)の延長であぐらかいてたらあかんで、ホンマ。