●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

コミュニティFMの将来性

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コミュニティFMの将来
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私が日課のようにのぞいているサイトにおもしろいところが
あります。
http://d.hatena.ne.jp/from3/


ここは、コミュニティFMという小さな放送局の将来につい
て考えておられるのですが、結構勉強させていただいていま
す。


デジタルテレビの時代にラジオなんか・・・そんな声が聞こ
えてきそうですが、なんだかよくわからない時代ですよね。


そんな時代だからこそ、コミュニティFMにがんばってほし
いと思います。


こんな時代・・・とはよくいいますが、実際はどんな時代な
のかを検証している人がどれだけいるか?


私は今の時代をこう見ています。


世界の工場が中国に移り、日本は工業国ではなくなった。


なんだ、あたりまえのことを言うな、と叱られそうですが、
では実際に売り上げはどうなの?営業方法はどうなの?と考
えたとき『従来どおり』なんですね。簡単に言えば『工業国
時代から何も変化していない』んです。要するに『大量生産
・大量消費時代のまま』ということです。


そこへもってきて、モノなんかあり余っているでしょ。
だから、モノを作って並べただけじゃ売れない。
売れないから、広告宣伝費を抑える・・・。



もう悪循環の末期症状。



コミュニティFMが制度化された理由はよくわからないので
すが出力10〜20w程度の、アマチュア無線なみのFM放
送局が全国に170局もあるんです。それすら、ほとんど知
られていませんし、運営自体が、大半の局が3セク方式で、
営業展開も従来型の2商品(タイム料金とスポット料金)の
み。これで、放送業界自体が50年間も事業を続けてきたと
いうのですから不思議な業界なんですね。


そこで、コミュニティFMの生き残り・・・なんて課題が出
てきてるのですが、ほとんどの局が打開策につながるビジネ
スプランを持っていないんです。


アンケートによると
1)今のままで、やっていける………………………………30%
2)何とかしないといけないが、具体的なプランがない…50%
3)このままでは、やばい……………………………………20%
ということだそうです。


もう時間がない末期の局が20%(3〜40局)、
危機感が出ている局が50%(8〜90局)、
両方合わせると70%(120局以上)が『従来とは違うビ
ジネスモデル』を求めていることになります。


大きいラジオ局でもしんどい時代、小さなラジオ局の生き残
りをどうするか・・・。


1)局の活動の露出を上げて(レポーターが町に出て)
2)ち密に宣伝を行って
3)リスナーを増やし
4)会員組織を作って
5)ダイレクトマーケティングを展開する


そういう絵を描いていけば、まだまだコミュニティFMの将
来は開けると思うんですがねぇ。


あと、スポンサーをどうつけるか・・・ということが大きな
課題なのですが『ラジオでCMしませんか、安いですよ』と
いっても誰も広告出稿なんてしないから、地元のお店の販売
促進に積極的に参画していくことだと思うんですね。簡単に
言えば、ラジオ局がSP事業をやればいいんですね。


まぁ、言うのは簡単ですが、ラジオ局にSPができる人がい
ればいいのですが、ほとんどいないでしょ。そこがネックな
んですね。

また、いい案をお持ちの方がおられましたら、上記のメルア
ドまでご連絡ください。

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