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◆味で勝負の誤解
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イメージ先行の飲食店に警鐘を鳴らすシリーズです。
飲食店の大半は『味』『食材』『品質』で流行る流行
らないがあると思っている方が多いですね。
でも、それは大きな誤解です。
ま、おいしいに越したことはないのですが、考えてみ
てくださいよ。味なんて、塩・コショウすればたいて
いのものは美味しくいただけます。でしょ?
基本的に『味』というものは『ひとそれぞれ』でとて
も曖昧で伝えにくいんです。
興味深いデーターをご紹介しましょう。
★知覚機能別の情報認識率
1位…視覚…………83%
2位…聴覚…………10%
3位…嗅覚………… 4%
4位…触覚………… 2%
5位…味覚………… 1%
さらに、視覚のうちの80%が『色(カラー)情報』
なんですね。
お店をするときに『見た目が大事』なのはご理解いた
だけたと思います。さらに、カラーリングが大きなウ
エイトを占めていることもわかりますよね。
飲食店はさらに『客層』が大切なキーワードなのです。
安くったって、客層が悪いとその店には行きたくあり
ませんでしょ。
馴染みの店でも、たまたま大学生のコンパが重なって
いたら『やっぱり行かない』んです。(うるさいもん)
『料理がチンだ』
『マニュアルどおりしかできない』
『ほとんど冷凍』
とかくいろいろいわれる飲食チェーンですが、私は目
的に合っていれば、結構利用する方です。
大手はよく研究していますよ。例えば提供時間。
1、ドリンク………2分
2、フード…………8分
これを守っている店は流行っています。
また、店員が必要以上にお客に干渉しないことも大事。
でも、大手にも弱点がいろいろありますから、そこを
伸ばしていけば、個店でもスキマ産業的に生きる道は
あるのではないでしょうか。
ひとつ言えるのは『客層』で流行る流行らないが決ま
ります。お客さんとお店の『共通項』を作れば、新し
いコミュニティーができるのでは・・・?
※時々、お客が厨房の中に入っている店を見かけます
がそういう店は『店と客のけじめ』がついていない。
過去の事例から振り返ると、早晩閉店しています。
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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
jf3tbm@yahoo.co.jp
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