●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

7月も今日でおわり

コミュニティFMネタばかりで恐縮ですが、まぁおつきあいください。


コミュニティFMのCM料金の決め方について。


誰がひな形を作ったのか知りませんが(といいつつ、下手人を大体知っている♪)、
放送エリアが小さいということだけで県域・広域と比較して、『0(ゼロ)』の数が2桁も少ないのが笑えます。


あほちゃうかいな・・・?


んなもん、大手企業が苦手なことを、地域密着のコミFがやりゃ
CM代だって、もっと高く売れるんやよね。



20秒のスポットが3,000円!


確かに安いですよ、朝日放送なんかと比べたら。


でも、そんなCMなんか商店街の店が出しますか?
出さないですよね。
だって、何の効果もないもん。


で、結局は『月額10,000円』とかでどんぶり勘定で契約してくる。
それも、何回も通って通って通い倒して頭下げ倒して・・・。
とても卑屈な思いをしてやっとCMをゲットできる。


さらに、スタッフが『チョンボ』してまた怒られ『値引き』の対象。


あんなアホみたいに安い値段でやっていけるのは、
別にあくせくしなくても役所のお金で回る3セクコミFだけだ。


どこかの老舗局(老舗死に店!)がおかしな料金体系を作るから、
後発組がわけもわからずその事例をひな形にして自社の料金を作るのだ。


ホンマ、放送業界ってのは変わっていると思いますよ。
商品展開だって『タイム』『スポット』の2種類しかなく、
これだけで何十年も生きてきたというのだから、



いかに発展性の乏しい世界か・・・



昨日も、あるクライアントの仕事から手を引くかどうか検討中の
広告プロダクションの社長と面談をしました。


そのクライアントは、テレビをやめてラジオ(広域)でCMをやったが
何の効果もなし、ときた。


あたりまえですやん。テレビと同じ内容をラジオに振り分けて、
あちこちの局で流しただけ。
んなもん、広告宣伝費が安くなったというだけで、
担当者は『やったつもり』になっているだけなんです。
そこに出入りしている広告代理店(結構有名な会社)の担当も、
ボンクラだから、テレビとラジオの違いもわからなければ、クライアントの現場も見ない。


従来のコミFも、だいたいこんな感じでCMをとっていたんだろうなぁ・・・と思いました。


そのあと、建設関係の現場監督と会食をしましたが、
建設関係の単価は高いから総額も大きくなる。
コミFの単価は低いから、いくらがんばっても総額もいくらにもならない。


極端な話、1本900円の焼酎が、
『あなたは建設関係だから9,000円です』
『あなたはテレビ局の人だから90,000円です』
『あなたはコミFで小額をかき集めてがんばっているから90円で結構です』となるか?


ならないでしょう。(新地ならいざ知らず・・・)


物事を長期で考えず、いいかげんに決めていくと『あとあとみんなが迷惑する』んですな。


なんでも長期に物事を見ないといけないということを学習した1ヶ月でした。