━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆カラーリングについて
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
7月27日号で『知覚機能別の情報認識率』なんて記
事を書きました。また『視覚のうちの80%が、カラ
ー情報』とも書きました。
http://d.hatena.ne.jp/jf3tbm/20040727
パソコンの普及で、カラー印刷が身近になりました。
百貨店から近所のラーメン屋さんまで『カラーチラシ』
を作っています。
ここでもうひとつ警鐘を鳴らしてみましょう。
カラー印刷の需要が増えて、A6サイズのハガキやフ
ライヤーが1千枚で12千円でできるようになりまし
た。カラー印刷にしては安いですよね。
ここに落とし穴があります。
みんながカラーを使うってことは、それだけ『没個性』
に陥るってこと。
きれいな色をたくさん使って、見た目にも美しいフラ
イヤーやチラシを配りたい・・・気持ちはよくわかり
ます。でも『没個性』では『伝わらない』。
伝わらなかったら存在しないことと同じ。
カラー印刷して、たくさん印刷してつもりになったっ
て、それは『やったつもり』にしかならないってこと。
そう『自・己・満・足』な世界。
みんな印刷屋さんの言いなりになっているんですよ。
もっと『紙質に凝る』とか『単色の色をもっと議論す
る』とか、そういうことをぜんぜんやらない。
集客チラシにお金なんかかけちゃいけない。
1千枚で12千円ということは、1枚あたり@12円
もかかっているってことでしょ。そのチラシなりフラ
イヤーを見てお客さんがどれだけ来てくれるか・・・
大して来ないでしょう。
同じ12円もかけるんなら、安くて自己主張できる面
白い紙に、単色で伝わる色と表現方法を考えなきゃ。
個店が大手のマネなんかしちゃいけない。
▼関連記事
http://d.hatena.ne.jp/jf3tbm/20040803
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
jf3tbm@yahoo.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2004 Taniguchi Tadashi
All Rights Reserved.