●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

コミュニティFMが残る道(4)

うまくやれば商圏拡大できる・・・。
『じゃあ、そのやり方教えてよっ!』そんな声が聞こえそうですね。
その前に。利益を上げるためには、売上をアップするしかない。


・商品単価(個客単価)×数量(客数)=売上高ー経費=利益


これしかありませんよね。


で、売上をアップするには・・・

1)個客単価を上げる
2)客数を増やす

どちらかしかありません。(どちらもやりたい・・・気持ちはわかります、はい)

要するに、今までは商圏外だったところに、
あなたのお店の存在を知らせなきゃいけない。
それも、今までと違う方法で仕掛けを作らなきゃならない。


コミFのラジオ局は、苦しい経営ながらも、何となく人は集まって来ます。
その集まってくるスポンサー同士を紹介して、互いに情報の交換を行う。
本屋さんと印刷屋さんと喫茶店がいれば、『しおり』なんかに


『帰り道、さっそくここで読んでみて』
『おいしいコーヒーでお待ちします』


などのコピーをいれるんです。
できたら、しおりに特典機能や計測できる仕組みを持たせる。
小さく『しおり企画:エフエム○○』などの文言を入れる。
レイアウトは、腕のいい(言いなりでない)印刷会社に任せる。
その企画の窓口はコミFがやる。
もちろん、ラジオCMも『抱き合せ』で受注するんです。
茶店はある程度自動的に集客できる。
逆に、喫茶店は『今週のベストセラー:協力○○書店』なんてやる。

極端に言えば、しおりにラジオ局のスポンサーの広告をのせる。
両面1色で、A3の用紙(菊四裁判)に、つけ合わせられるだけの数の
スポンサーを集める。(およそ20枠くらい取れるから、20軒のスポンサー広告が取れる!)
早い話が、新聞の広告枠を売るような感覚です。
これで『みんな儲かる』でしょ。


世の中の人は『実体のないものにはお金を出さない』のです。
だから、『実体あるもので露出させて、一連の仕組みの中にラジオが入れば、
現実に集客できたという実績自体が実体のあるものになるので、
クライアントは喜んでお金を出す』わけです。


要するに、ラジオ局が出した販売戦略や集客企画で動きが見えれば、
・売上ー主原価=利益
この利益の中から、広告宣伝費として回収できるということなんです。


大切なのは、誘客から売上までの流れができないといけない、ということなんです。


放送局を立ち上げるだけで、CM収入が入るなんて考えは、
商店街で店を開けただけでお客さんが来てくれると錯覚している商店主と全く同じ。
繁盛店舗が何しているかを勉強したら、ラジオ局にも応用できることがたくさんありますね。