●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★少しの手間で節税対策♪

jf3tbm2005-01-16

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆年金を知ろう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


サラリーマンなら年末調整、個人事業の方は確定申告
で、一年の所得と税金の計算をします。


個人事業の方は申告してから納税するので『税金をむ
しり取られる』とか『払う』とかいう意識があります
が、サラリーマンは、あまり意識していません。


というのも、毎月の給料から暫定的に天引されていて、
最後に年末調整という形で精算するからです。


そして、たいていの場合、年末調整をすると税金が戻
ってきますから(理由は後述します)得した気になっ
ています。




これは、心理の違いです。




正確に税金を計算していれば『毎月の給与で控除され
ている源泉所得税の合計に過不足が発生するはずがな
い』のです。


ところが、現実には、大半の人が最後の精算で還付さ
れます。


本来ピッタリ計算が合うべきなのに余っているのだか
ら『今まで、取りすぎてたんやんか!』と怒るべきな
のです。




考えてみて下さい。
毎月の給料で、赤字にならずにやりくりする苦労を。




あと5千円でもあれば…いや3千円でも良い。
とにかくもう少しあればなぁ…と、思いながら、暮ら
していませんか?


年末調整で2万なにがし返ってきて『ラッキー♪』と
思う前に『だったら、毎月の天引を2千円減らしてく
れたら良かったんじゃないか?』と感じてください。


では、なぜ毎月天引する所得税が結果的に多くなるの
でしょうか?




それは、計算上しかたないところもあります。




1ケ月の給料の税額を計算する方法は、その給料を1
年(12ケ月間)貰い続けると仮定して計算した年間
所得にかかる税金を12で割って求めます。(計算が
面倒なので早見表があります…それに今は手計算では
なく、みんなコンピュータでの計算なので、どうやっ
て計算しているのか知らない人が増えました)


月給が定額で、残業や特別手当などの変動給も無い人
なら、月々の所得税の天引の合計と、年末調整での所
得税は、ほぼ一致します。


しかし、たいていのサラリーマンは残業や休日出勤な
どの手当を受けていて、毎月の給料が変動しています。


例えば、残業無しで30万円貰ったら、暫定年間所得
は360万ですよね。


この月は360万円にかかる所得税の12分の1が控
除されます。


別の月に残業して35万円貰ったとすると、暫定年間
所得は420万円。


だから、この月は420万円にかかる税金の12分の
1が控除されるんです。


毎月、ベースになる所得が変化していれば、最後に合
計した時に差額が出るのは当然ですよね。


しかし、年末調整で税金が返ってくるのは、毎月の天
引額が暫定だからという理由だけではありません。


最後に色々な所得控除があるので、税金が安くなると
いうこともあります。


今後、この控除をなくしていく方向で国会が進んでい
ますので、だんだん恩恵がなくなってくるんです。




しかしまだしばらくは『あります』ので『あるうち』
は、大いに利用しましょう。




一般に知られているのは生命保険料控除です。


俗に『年間10万円以上払っていたら5万円の控除』
と言われています。


そして、知っているようで知らないのが『個人年金
険料控除』です。


生命保険とは別枠で受けられますが、個人年金なら何
でも良いわけではなく、一定の条件をクリアしていな
ければなりません。


それを知らずに漠然と契約して、あとで個人年金の控
除対象じゃなかったとわかったら、せっかくの恩恵を
ムダにしてしまうことになります。


一定の条件といっても、難しいものではありません。
契約の目的が、本人のための年金でかつ、保険料の払
込期間が10年以上かつ、年金受取開始年齢が60歳
以上で年金受給は年1回以上10年以上継続されるこ
と。


ま、簡単に言えば『10年以上掛けていること。(一
時払いはダメ)年金を貰う時も10年以上継続して貰
うこと。(一括で貰うのはダメ)』ということです。




だから『5年確定年金』は最初から対象外なんです。




『10年確定』か『終身』を選択します。


まちがえても一時金で貰おうなんて考えないでくださ
いね。


加入期間が10年必要なので、60歳から年金を貰い
たい人は50歳までに契約しましょう。


年数が足りないからと一括払いしてしまったら、対象
外です。


以上の細かいところを意識するだけで、生命保険とは
別枠で控除が受けられるんです。




あと、見過ごされているのが損害保険料控除です。




年末調整の損害保険と言うとみんな火災保険ばかりに
気が回りますが、損害保険会社で加入している障害保
険も控除対象になります。


10年以上の積立で年金払い型になっている障害保険
に加入すると『保険期間が長期で満期返れい金有り』
という項目の対象になり、最高で1万5千円の控除が受
けられます。


言い方を変えれば、生命保険会社での個人年金で2口
も3口も掛けて、年間10万円以上払うのなら、その
うちの1口を損害保険会社の年金払い積立障害保険に
してみるのも手です。


生命保険に加えて損害保険でもケガや入院の保障が取
れ(少しですが、死亡保障も出ますよね)年金も準備
できてかつ、別枠の保険料控除も受けられます。




小さな手間ですよね。




しかし、この小さな手間で、年間数千円の節税ができ
るんです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼さぁ〜現在の日本国全体の財政赤字はいくらかな?
http://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
jf3tbm@yahoo.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2005 Taniguchi Tadashi
All Rights Reserved.