●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★落語も営業も根底は、お客を喜ばすこと

jf3tbm2005-09-08

【写真:落語家の桂春駒さんの話をリアルに聞いてきました】


落語家さんが高座に上がってお話をされるとき、主題に入る前にインパクトのある短い話をされますね。これを『まくら』というのですが、この冒頭の『まくら』で何をされているかご存じでしょうか。インパクトのある短い話ですが、お客さんの心をしっかりとつかみ、喜んで帰っていただくために『今日のお客さんの笑いのレベルを計っておられる』のです。『ギャグ』で笑えるレベルなのか『小咄』で笑えるレベルなのか、はたまた『下ネタ』まで出さないと笑えないレベルなのか・・・、まくらでしっかりと様子を見られるのです。あなたはどんなレベルで笑いますか・・・?<桂春駒さんの独演会は9/29開催♪。詳細はhttp://www.oct.zaq.ne.jp/katsuraharukoma/harukoma-no-kai/kai-top.htm


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◆笑いとはお客を喜ばすこと
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落語家の道は厳しいと聞きますね。師匠に入門すると
きは『親に勘当同前』で家を飛び出し3年間は修行の
身です。特にこの時期は師匠に怒られてばかりだとか。




師匠の顔色を見るのが仕事・・・




それこそ、掃除・洗濯・小間使い・・・明けても暮れ
ても師匠といっしょで、そこにもってきて師匠は年柄
年中怒っているんです。弟子はたまらんでしょうな。




でも、意味なく怒っているのではありません




将来、自分の名前で高座に上がり落語の仕事をするた
めの『訓練』なのですね。春駒さんいはく『1人の師
匠の機嫌もとれんで1,000人に笑いの満足を提供
することなんかできまへんわ』ということなんですね。




1人に通用しないと1,000人に通用するわけがない




落語の会には、ホントいろんなお客さんが来られます。
根っからの落語好きもいれば、付き合いで来た人もい
ます。さっきまで怒っていた人もいるかも知れません。




そんなバラバラの聴衆を一つにまとめなきゃいけない




簡単に言うと『自分の価値観なんてどうでもよく、客
の価値観に合わせないといけない』。要するに『相手
の価値観を読み取る能力が求められる世界』なんです。
そこを師匠は熟知しているから、怒っている風に弟子
を叱り落語教育をしているのでしょう。




相手の価値観を読み取る・・・




落語家さんの一番の商品は『お客を笑わせること』。
お客を笑わせて喜ばせて満足のうちに帰っていただく
のですね。私たち一般人も『お客を喜ばせる』という
点では同じじゃないかと思います。




これって、普通の営業と同じじゃないか・・・?




よく『最近の営業マンはなっていない』なんてことを
聞きます。飛び込みセールスによこす企業も、飛び込
まれる側のことなんていちいちかまっていられないの
でしょうが、相手の価値観を読み取る・・・すなわち
まず『空気を読む』ということをもっと訓練させない
といけないのじゃないか・・・と感じますなぁ。




企業の人事研修で落語会に行ってみるのもよい




お客が今、どういう価値観を持っているのかといった
『笑いの探究』で売上が伸びるかも知れません。特に
営業マンは『たくさんのアンテナ』が必要ですよね。




要は『いかに情報収集して加工して発信できるか』




芸人稼業に限らず『一瞬芸』はすぐに落ちていきます。
テレビでよくみかける最近のコント風の一瞬芸がつま
らないのは『苦労して積み上げた芸じゃない』から、
見ている側も恥ずかしくなります。




芸の力がないと世代交代ですぐに落ちる




昔から『芸は身を助ける』といいますが、苦労すべき
時期に汗をかいて積み上げていくことは、ある意味で
芸を磨くということにつながるのだな・・・というこ
とに気づきました。




落語家さんの生の話を聞くのも大いに勉強になりました♪




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