●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★コミュニティFMの収益を考える♪

もう何度も書いていますが、今後さらにコミュニティFMの淘汰が進行すると考えます。『災害時の情報伝達に役立つ』といいつつも、何の訓練もしていないコミュニティFMの多いこと多いこと。これでどうやって災害時に情報伝達がまかなえるというのでしょうか。


私が再々コミュニティFMについて言及するのは、『コミュニティFM自体には集客プランこそあれど収益プランがほとんどない』という点から。さらに、今後は『今までとは違うコミュニティのあり方』が問われていくからです。


実際にSNSやブログをはじめとする『個人の情報発信ツール』がこれだけ充実している時代です。そんな中、かっこいいDJに憧れる人たちの登竜門になる(つまり踏み台)ようなクォリティーの低い番組を誰が聞くというのでしょうか。


今や、テレビもデジタル放送を実施しており『地域情報』なども充実してきています。災害時にコミュニティFMの情報伝達がどれだけ役立つものかは『現実に起きてみないとわからない』というのが現状です。さらに、100年に1回あるかないかわからない災害に対して、自治体は年間何千万円も予算を付けて3セクの職員の食事の手当てをしている現実をみれば、なんとも馬鹿馬鹿しさをも感じるのは私だけではないでしょう。


災害時云々という前に、自分達のスタッフの生活はどうか、あるいは自分達の家族の幸せはどうか・・・から考えてから災害対策をやればいいと思います。(手前の家族も養えない状況で何が災害対策だ?)


コミュニティFMのある『地域』の産業を支えているのは、95%にものぼる『零細企業と個人事業主』でしょう。ここに着目して、町のお店や企業が発展できるような企画をなぜ考えないのか不思議です。


機密事項なので詳しい企画内容についてはここでは触れませんが、どうすれば町の経済が潤おうか・・・ここに着目すれば自然と道は開けるのです。


3セクのコミュニティFMに対する批判は私だけではなく、表に出ない意見では相当数あります。極論ですが現在の広報委託費を60%カットして、不足分は事業計画に沿って金融機関から融資を受けるなりすればいいのです。それくらいしないと、3セク局のスタッフの危機感は表れないのではないでしょうか。