●AEDについて・・・
少し長くなりますがお許しくださいね。
昨日はお友達のお誘いで
【AEDシンポジウム in 関西
−心臓突然死を防ぐ社会を目指して−】
に参加してきました
まずはしょっぱな開演時間を30分間違えてて
キッチリ30分遅刻(すんません<滝汗、、、>)
正直なところ私は心臓震とうについて全く無知でした
【心臓震とう】
正式名称:commotio cordis(コモシオ コルディス)
胸部に衝撃が加わったとこにより心臓が停止して
しまう状態のこと
多くはスポーツ中に、健康な子供の胸部に比較的弱い
衝撃が加わることにより起こるのですが、私も含め
多くの方が心臓震とうという言葉はもとより実情は
ほとんど知られていないのではないかと思います
例えば子供が投げた野球のボールが当たる程度の
衝撃でも起こりえます
心臓震とうは衝撃の力によって心臓が停止するのでは
なく、心臓の動きの中で、あるタイミングで衝撃が
加わった時に致死的不整脈が発生することが原因と
考えられています
不幸にもそういう状況に陥った時に救命できるのは
その場に居合わせた人だけなのです
衝撃により心室細動が起こると、心臓がけいれんを
起こし、足をつったような状態が心臓におこるわけです
もちろん正常であれば送り出されるはずの血液が送り
出されないという状況になってしまいます
この状態から1秒でも早く抜け出すことが救命への
一番の効果的な処置なのです
一般に心肺停止の人に1分間何もできない状態が続くと
救命率が1割下がると言われています
言い換えれば10分間何も出来なければ、ほぼ絶望的に
近い状態になってしまうというわけです
心停止している状態に対する唯一の有効な治療は
電気ショックにより心拍を正常に戻すことです
すぐ近くに医師などの専門家がいれば心配ありませんが
ほとんどの場合は違うでしょう
その時にAEDという機器があれば、極端な話小学生
に入ったばかりの子供でも心停止した人を救えるのです
AEDとは一般市民が使用できるようにプログラム
されたコンパクトな自動体外式除細動器です
実際に使用している場面などを映像で見ましたが
操作はいたって簡単でパットを貼る場所もパットに
大きく印刷されているので、汗をふき取ってパット
を貼る、電源を入れる、それだけでOKです
後は自動的に心臓への電気ショックが必要かどうかを
AEDが判断して音声で知らせながら作動してくれます
ただ、今現在AEDの設置がまだまだ足りていないのが
現状のようです
実際設置されていても、ある特定の人しか設置場所が
わからない、使用方法を知らないなどの多くの問題点が
残されているようです
私の娘もソフトボールをしています
いつなんどき娘が当事者になるかわからない
昨日の講演でつくづく実感しました
それは、実際ご子息を亡くされた方の現実の声を
聞いたからだと思います
「救えるはずの命を救いましょう」
「あなたは愛する人を救えますか?」
この二言が心に残っています
私も機会を作って是非講習を受けに行こうと
思います
ほんの小さな活動かもしれないけど、私がこうやって
日記を書くことで1人でも多くの人の目に
心臓震とうやAEDの文字が届きますように・・・