●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●宗教観とマーケティングの考察

【写真:】


いきなりですが、元来仏教には『お盆』という風習はありません。お盆は『盂蘭盆(うらぼん)』といい『死者の霊魂』を表すペルシャ系のソグド語『ウルバン(URVAN)』からきたと伝えられています。もともとソグド人という民族には『家に祖霊を迎え供え物を共に楽しむ』という風習があったそうです。そういえば私はキリスト教系の幼稚園に通っていたころ『2,000年前にイエスさまはユダヤ人に己の教えを託しました』とか園長先生が仰っていたのだけ覚えています。園長先生は戦争で片腕を失っておられました。もう40年近く前のことですから他界されているかもしれません。21世紀の日本人にイエスはいったいどのようなメッセ−ジを託すのか楽しみですね。


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親鸞が学んだのが『マタイ伝』だったのは意外に知られていない!?
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1600年といえば『関が原の合戦』ですが、
当時の日本全土に最も広まっていた宗教が『基督教』であったと、
ドラモンドの言葉が『隠された十字架の国・日本』
(ケン・ジョセフSr.&Jr.著 徳間書店刊)の中で紹介されているのは、
ご存知でしょうか・・・?




ドラモンドとドラエモン・・・似て非なりか・・・?




冗談はさておき、この本を手がかりに基督教における
21世紀のマーケティング戦略を分析してみたいと思います。




そうマーケティング的視点で見ていきます




今から約2,000年前にイエスは、
ユダヤ人をタ−ゲットにしました。
歴史を調べればこのマーケティング戦略の見事さは、
驚くべきものがあります。





子供だましの『勝つために倍持ってけ』の、
ランチェスター戦略どころじゃない!!





景教徒がシルクロ−ド経由で日本にやって来て、
古代日本の歴史や文化に
大きな影響を与えたと述べています。





そもそもシルクロードって今風に言えば東名・名神高速かいな?





ま、それはさておき浄土真宗の開祖である、
親鸞が学んだ経典に『世尊布施論』ってのがあります。
京都の西本願寺京都市下京区堀川七条上ル)に所蔵されてるそうです。




びっくりしたらあきませんよぉ〜(^^)v




『世尊布施論』は仏教の経典ではなく、
中国で7世紀に『漢訳された景教の経典』なのです。





なんや漢訳かいな・・・





内容もイエスの『山上の垂訓』に始まり、
エスの生涯、教え、基督教の救い等について
述べられています。




しかし『親鸞』が何時間も読んで学んだことは興味深い





さらに空海も唐に渡る前から、
古代基督教徒であった秦氏をはじめとする景教の人々と接触していた。
空海は彼らのパワ−に驚き、
基督教や景教についてもっと勉強しようとして、
中国の長安に行ったという説も紹介されてるし、
空海の『密教』は景教『混合の仏教』だと指摘されている。





ということは『お好み焼き』かいな・・・?





西欧は5世紀以後『中世の暗黒時代』に突入、
教会は政治権力と結びつき腐敗堕落していきましたね。





だから政治と宗教がくっつくとややこしくなるんだ





ちょうどその頃の景教徒たちは、
シルクロ−ドのあちこちで宣教活動を繰り広げ、
各地で文化的に大きな影響を与えました。





文化的影響の方が誰も血を流さずに幸福だわ




さらに8世紀頃はヨ−ロッパの基督教徒より、
中近東やアジアの方が多かったと歴史的文献が述べています。




なぜアジアで景教が広まったのか・・・?





景教徒の持つ高い医術や彼らの福祉、
慈善的奉仕の活動などにより、
景教徒は人々に尊敬され、
広布できたと記されています。




驚かされるのは景教徒の文化レベルの高さだ




私にはさっぱりわからんですが、
プラトンアリストテレス、ユ−クリッド、
プトレマイオス、ガレノス、ヒッポクラテスなどを、
アラビヤ語に翻訳してイスラム世界に紹介した景教徒は、
アラビヤ科学の大発展にも貢献したとか。





地動説のコペルニクスもアラビヤ科学を学んだそう




同様に、中国・唐やモンゴルなど東洋文明の発展、
とりわけ日本文化の発展においても、
景教徒の多大な功績があったと評価されています。




つまり文化活動ってことじゃないのか・・・?




Wing Makers氏も彼らの活動を、
言語、芸術、哲学、科学論理、精神の理解を、
全時代を通じて人類にもたらす、
『文化伝播者の役割だ』と述べています。




しかし、彼らがタイムトラベルをしてきたのは8世紀です。




21世紀の平和維持戦略は『文化の伝播』が、
重要なキ−ポイントになるでしょうね。





現代の文化伝播を考えれば日本の創価学会なのかもしれない