【写真:売り方を変えたらシェアナンバーワンになった、明治乳業の『おいしい牛乳』】
売上が伸び悩むと、ついつい『商品が悪いのでは・・・』と思いがちですよね。しかし、市場が飽和状態と言われながらも、売上を着実に伸ばしている商品だってたくさんあります。実際は商品が悪いのではなく『売り方』に課題がある場合がほとんどなのですね。ならば・・・と、『儲けている会社はどうやって売っているのか・・・?』という誰もが知りたい『売れるしかけ』の一部を検証してみましょう。
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●売れる商品はアピールの仕方がひと味違う
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売れる仕組みのひとつに、
『商品ネーミング』があげられます。
ネーミングの目的には、
お客さまにとって魅力的な他銘柄との違い・・・
もっとわかりやすくいうと、
チャームポイントのアピールができるってこと
おもしろい実例をあげれば・・・。
明治乳業から販売されている『おいしい牛乳』という商品があります。
めっちゃベタなネーミングですが、
『牛乳のシェアナンバーワン』なんだそうですよ。
名前ひとつでシェアがナンバーワンになってしまう
明治乳業は牛乳業界が忘れかけていた『味』に原点回帰して、
お客さんのニーズを見事に捉えたんですな。
牛乳に対するお客さんのニーズって何だろ・・・
牛乳業界は『産地』だとか『価格』なんぞを前面訴求していたんですね。
ところが消費者側は単純に『新鮮でおいしい牛乳が飲みたい』と考えていたんです。
消費者側の思いが見えなくなるとニーズは『潜在化』しますし、
ニーズが見えなくなると販売側は、
あれこれ『ひねった商品』を無理に開発して市場に出してきます。
これじゃあ売れるものも売れなくなるのはあたりまえですよね
結果的に明治乳業は『原点』に立ち返って、
お客さんのニーズと業界の提供するモノのギャップ(ミスマッチ)を、
埋めることに成功したんです。
当然ながら『おいしい』をネーミングに入れる以上は、
牛乳内の酸素量を大幅に減らして『新鮮さを保つ工夫』を施しました。
名実ともに『おいしい』がアピールできたわけです
チャームポイントを見つけ、
それを効果的に訴求すれば『売れる商品が生まれる』んですね。
アピールの切り口をちょっと変えるだけでも、
ヒット商品は夢じゃないのです。
ちょっと大原則が見えてきたような気がしませんか・・・?
【取材協力:明治乳業ヤサカ宅配センターさま】
http://www.meijioishiigyunyu.com/
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▼さぁ〜現在の日本国全体の財政赤字はいくらかな?
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・文責:谷口肇司
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