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●行政防災無線を活用しよう

jf3tbm2007-10-09

【写真:積極的に行政防災無線を活用している広島県大崎上島町の受信アンテナ(下)とスピーカー(上)】


『こちらはぼ〜さい○○、町役場からおくやみのお知らせをしま〜す・・・』こんな放送を聞いたことはありませんか?。先週末から広島県に出張した帰り道、瀬戸内をめぐる連絡船を乗り継いで広島県大崎上島町を訪問してきました。連絡船を降り立つと左手には地元の物産店(早い話が『おみやげ屋さん』)があり、右手には『鯛の稚魚の餌付け』をしている、とてものどかな町でした。おみやげを物色していると突然町内中に響き渡るスピーカーの声!。そう、この町は行政防災無線を積極的に活用していたのです。瀬戸内の町の大半は急斜面に家が立ち並び、大雨や台風などの悪天候が訪れるとたちまち『危険地域』になるのですね。万が一の事態を常に想定し行政防災無線を『コミュニティ放送』として活用し、住民の意識づけを行っているのでした。瀬戸内の島々を巡りましたが、ほとんどが各家屋にも『受信アンテナと受信機』が設置され、役場からのお知らせを常に聞いていたのでした。


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◆これこそコミュニティ放送ではないか!
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行政系の防災無線は通常60メガヘルツ帯を使用し、
受信するだけであれば、
アマチュア無線用の50メガヘルツ帯用のアンテナが流用できるんですね。




これは知らない人が多いのではないでしょうか




古くから防災無線を活用している地域は野外のスピーカーが、
豪雨の時には家の中では聞こえないことを指摘して、
早くから『屋内型受信機』を設置しています。




行政は景気不景気関係なく住民サービスをやったらどうか?




都市部で全戸に設置するのは難しいかもしれませんが、
せめて自治会の役員宅くらいは設置できるでしょう。
あるいは自治会費+行政の助成金でも実現可能ですね。




赤字の3セクコミュニティFMを作る経費に比べたら…




隣近所のコミュニティFMにかけている行政の広報委託費は67百万円です。
大阪府枚方市の広報課長談)
この局も開局してすでに10年近くたっていますので




500百万円(5億円)を注ぎ込んでいることになる




5億円もムダ金を使うくらいならば、
10年くらいかけて受信機の全戸配布も可能ではないのか?。
全額を行政が払うのではなく、
自治会の積立ての一部や、
各個人からも集めてもいい。




全て行政頼みにせずにみんなで負担しようということ




さらに隣町の守口市では市政50周年記念品と称して、
コミュニティFM専用ラジオをばらまいています。
ところが行政や放送局の期待は大きく外れ、
現実にはほとんど活用されていないのです。




大手家電メーカーが2社もあるのに・・・




行政防災無線の受信なんて、
回路はとても簡単だからうまく作れば1千円もあればできるのでは・・・?。
ま、今さら既存の放送局を潰すわけにはいきませんから、
それはそれで活用の方法を考えるしかありません。




これからコミュニティ放送を考える地域の行政は……




既存の行政防災無線の情報を全戸にくまなく届けることに、
予算を計上した方がいい結果が出ると思います。
上手く使えば、紙の無駄遣いになっている『広報紙』の発行費用も、
『大幅に削減できる』のですから………


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     ◆防災無線が聞こえる受信機◆
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▼アルインコ
http://www.alinco.co.jp/denshi/04.html

アイコム
http://www.icom.co.jp/products/receiver/index.html

▼バーテックス・スタンダード
http://www.standard-comm.co.jp/amateur_index/vr_150.html




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