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道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●非常時対策と生活文化価値

jf3tbm2007-10-10

【写真:非常時にはモノや道具に頼るだけではなく落ち着いて使いこなせる精神力が不可欠】


非常時対応食品が出回り対応グッズやキットもたくさん売られています。しかし、ほとんどの商品が『生活文化価値創造』の分野かた大きくかけ離れています。特に非常時対応こそ生活文化価値創造と切り離して考えてはいけないのです。よく考えてみてください。非常食に『カンパン』を挙げる人が多いですが、今や生活の中にカンパンなどはありません。何も考えずに条件反射のように『非常食=カンパン』ということ自体が問題なのです。非常時対策商品のみならず、これからの時代は『生活文化価値創造戦略』をなくして商品計画も販売活動も難しい時代に入っているのです。なぜなら、消費者のライフスタイルが情報時代に対応した『生活文化価値創造的な過ごし方に進化している』からなのです。今や、消費社会の様相はすっかり変わってきたということなのです。


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●生活文化価値創造とは一体なんぞや・・・?
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基盤になる7つの文化を述べます


1)食の文化
2)装いの文化
3)住まいの文化
4)遊びの文化
5)交際の文化
6)防災の文化
7)知の文化


これらそれぞれの価値が考えられると、
同時にそれぞれが影響し合って『生活文化価値』が創造されます。




もちろん人それぞれの価値観もあります




価値観は人それぞれに違い、
受け入れられない場合も当然ながらありますね。




例えば『食』を考えてみましょう




1)料理
2)調理
3)味覚
4)栄養
5)食事の方法
6)マナー




生活文化価値とは、
消費者自身の食・装・遊・交・知の分野から創出された価値なのですね。
従来は育った環境が一番大きく影響しましたが、
昨今の情報社会の進化で、
消費者の価値観が多様化しただけではなく価値の選択能力が、
大きく育ってきたということを念頭に置かなければ、
商品開発も商品化計画もうまくいかない・・・。




取り組み姿勢も大きく変化してかなければ・・・




今後の世の中は『食・装・遊・交・知』に、
『防災』のための価値が加わって『食・装・遊・交・防・知』の6つが、
『今世紀の生活文化価値創造』になると考えます。




災害に関してもグローバル化しています




昨今は災害問題が急浮上していますね。
その感じ自体が注意すべきことでしょう。
誤解してほしくないのは、
非常時対策が『生活に組み込まれなくてはならない時代になった』
のではないということなんですね。




人間社会では常に考慮すべき課題なのです




非常時対策商品を考える前に、
『生活文化価値』を改めて見直していただきたいのです。
そうすれば『何が非常時に本当に役立つのか』が見えてきます。
その上に立って、
非常時対応に関連した商品を考えだしていくことが、
商品化につながるのです。




次は生活者の考え方です




非常食にしても非常時対応ツールにしても、
単に準備をしておくだけではなく、
使い慣れておくことが重要です。
これは日頃の『遊』の分野で取り入れれば、
子供からお年寄りまで楽しく身につけることができるんですね。




さらに『交』の分野に広げてみます




いわゆる他人とのコミュニケーションや地域のコミュニティに拡大すると、
さらに幅広く、それぞれの経験や情報・知識・知恵などが出し合えます。




非常時対応に役立つ方法やスキルが体験できるはずなんですね




こうしたことを『連動』させながら、
『単なる商品』を考えるのではなく、
消費者自身が『扱い慣れるモノやコト』の『価値の連動』を
させていけるような商品計画と取り組んでいくことが重要なのです。




従来の商品計画ではいけない




何度も強調しますが、
プロジェクト手法をしっかりと理解して、
プロジェクト運営のための基本を頭に叩き込んでおくことです。




特に非常時対応商品は・・・




予測のつかない場面や状況下で価値を発揮しなければ意味がありません。
モノや道具に頼るばかりではなく、
それを落ち着いて使える精神力が欠かせないのです。




あなたの家庭ではいかがでしょうか・・・?




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