●今後の経済展望を考える - ●OTA（On The Air）

jf3tbm2008-06-21

【写真：経済は感情で動く・・・の好事例か？】

『経済は感情で動く』という新刊書が好評です。人間を『ホモ・エコノミクス（経済的人間）』とみる経済理論は限界に達しています。この本は『人の心』を重要視し、経済学と心理学の両面から考えるという『最新の行動経済学論』として注目されています。確かに話題の新刊ですが、普通に考えれば今までも『心が動かないと経済が動かない』のは普遍的なお話です。こういった本が売れるというのは、日本が本来あるべき姿に戻らねばならない時期にきていることの暗示かもしれません。

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●苦楽を分かち合う生き方をしよう
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他人の信頼に応える・・・
よく耳にする『ビジネスの常套句』ですね。
しかし、じっくり考えれば、
非常に奥が深いと思いませんか・・・？

信頼感と協力が増せば国が豊かになる

江戸時代のような鎖国時代は別として、
これだけグローバル化された時代ですから、
他国との関係性をよくしないと、
今までのような発展は望めないでしょう。

経世済民の本義に返れ

自分さえよければ・・・
おカネさえ儲かれば・・・
こんなエゴ本位では、
自分も他人も不幸に沈むだけです。
先日の秋葉原無差別殺傷事件も、
歪み荒んだこの世相の表れでしょう。

信頼がキーワード

経世済民とは、
世を治め民を救うという考え方で、
経済の本義の考え方。
この本義に立ち返る時代にきているのです。

経済の技術を活かそう

経済ってのは、
人間の幸福を実現する技術で、
こんな武器を持っているのは、
人間だけなんですね。
間違ってもイヌやネコには、
経済という技術も武器も持っていない。

自他共の幸福を願う

経済分野も、
単に競争原理だけでシェアするんじゃなく、
自他共の幸福や繁栄を願う社会を築かねば、
この大変化の時代を生き抜くことは難しいでしょう。

心の変革が大事

どうすれば景気を回復させられるか・・・？
みんなが希望を持って生きられる日本を創るか・・・？
日本が本来持っている価値を創造する時期にきている。
生活者の『こころ』を見据えた施策を、
私たち産業界から発信することが、
これからの時代に要求されていると考えます。

▲この店のようなポリシーが大事だ