●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●月末にある光景・・・

jf3tbm2008-07-31

【写真:破産手続きに入ったことを伝える張り紙】


地元の中堅婦人服店が営業時間中に営業停止になった。このお店は終戦後にスタートし、地元のご婦人方が50年来の馴染み客だと聞く。大東市を拠点に、周辺各市に10数店舗を展開し、従業員数も4〜50名。婦人服の場合は、店内に豊富な品揃えがなければお客さんは飽きるし、どうしても過剰な在庫がかさんでしまう。この店の特長は仕入れの品定めを『現場を知ってる従業員に任せていた』ということ。現場の声を反映させるのは大事だが、全体的なお金の流れをジャッジする人の感覚が呆けていると、間違いなく『3代目で会社を潰す』という見本になる。憶測ではあるが、お客さんの声を反映しようとした余りに過剰在庫となり、支払い手形が落とせる資金が調達できなかったものと考える。営業時間中の店舗に弁護士がやってきて、営業停止と会社の経営破綻を知らされた従業員の心境はいかに・・・。どの経営者にも『他人事ではない』と、再認識すべき出来事である。