もうすぐ『彼岸』です。
彼岸にはお墓参りに出向く方が多いですね。
ところで彼岸とは何でしょうか。
彼岸とは『悟りの境地』を意味します。
念仏系の宗派で言えば、
三途の川の向こう岸、
つまり『彼の岸』を指します。
春と秋に追善回向のために、
彼の岸を訪れ、
先祖供養をする…ってのが一般的な解釈でしょう。
この彼岸の風習は江戸時代に定着したと言われ、
実際のところ仏教行事の由来はなく、
当時の念仏僧が何かの統治だかで生み出した『政策』ではないかと。
まあ、気持ちのものですから、
是否を問うものではありませんが。
今も昔も『人が動けはおカネやモノが動く』という、
普遍的な行事なのでしょうね。
しかし、盆と彼岸と葬式と法事くらいしか、
宗教儀礼がない日本人。
何だかなあ〜って思いませんか…?