【写真：電車が来ない・・・タクシーは足りない・・・】
台風１１号が通過して、
多くが大雨に対する備えをしていなかった。
ＪＲ京都線の新快速は立ち往生で４時間も缶詰状態・・・。
ＪＲ片町線も２１時頃には『ノロノロ運転』で、
北新地駅から大阪城北詰駅までの２駅が１時間以上もかかった。
『台風の責にするな！』と駅員に詰め寄る客
台風の責にするなと詰め寄ったところで、
原因は『台風の責』である。
いつもと違う雨の降り方に気づかず、
普通に運行されると思って電車に乗った『あんたも考えが甘い』のだ。
所詮、仕事とか言っても自然の営みには勝てないのが人間だ
木津行や松井山手行も悪天候に阻まれ、
四条畷や住道で運転休止。
各駅に『降ろされた乗客』が溢れた。
脆弱な都市の危機管理意識には呆れるばかりだ。
こんなときはfacebookもツイッターもＬＩＮＥも屁の役にも立たない
途中運休になった電車から降ろされた乗客は、
帰りの足をタクシーに求めたが、
多くのタクシーが悪天候に押されて売り上げが好調で、
事故防止も考慮し早々に入庫してしまっていた。
そんな状態から『タクシーによる振り替え輸送』が始まる・・・
入庫したタクシーは出庫しない
通りかかったタクシーが溢れる乗客に気づき、
ポツン、ポツンと振り替え輸送に対応する。
多くの乗客は『３〜４時間待ちました』と、
疲れ切った表情である。
▲１７・１８日の両日の売上は８万円を超えた
多くの顧客から『来てほしい』の電話をいただいたが、
すでに振り替え輸送に対応していたので、
残念ながら『すべてお断り』することに至った。
ＩＴ機器が発展しても活用できていない証左だ
新型の気象衛星とスーパーコンピュータを駆使して、
台風の予想進路は『ほぼ正確』だった。
画像解析や映像技術は進歩したが、
気圧配置から読み解く『基本中の基本』がおろそかになり、
各報道機関も『行政の発表を注意するように』と、
本当にお粗末な次第だった。
ＮＨＫの速報も『行政情報』ばかり
特に『通常番組』を行いつつ、
適宜『番組の途中ですが・・・』と『〇〇地域に避難勧告が・・・』ばかり。
こんな場合は『特別報道体制』を取って、
気象情報・鉄道情報・交通情報・避難情報を流すべきであるのに、
ほとんど『まともな対応』ができていなかったのだ。
報道も行き当たりばったりで、呆れた
今回の台風は２０１１年の南紀方面の豪雨に似た進路を取った。
それは『台風接近前』から呼びかけられており、
１７日午後からの雨の降り方も『いつもと違うな』と感じ、
ＪＲが止まる予測をして出庫した。
案の定、止まった
ＪＲの振替輸送にかかった運賃が３５，０００円。
その他『会社がタクシー代を負担してくれる』というのも含めたら、
私の場合だけでも６０，０００円を超えたのだ。
ＪＲも、もう少し早く運行を止める決断をしていたら・・・
振り替え輸送や企業の負担分のタクシー代は、
本来ならば『不要』な費用負担である。
タクシー乗務員には『ありがたい売上』ではあるが、
悪天候の中を『責任感』だけで振り替え輸送に参加するには、
かなりリスクが高いのだ。
とかく、何でも『グーグル先生に聞く』のも結構だが、
これでは『今ある現象』や『結果の話』しか見えてこないのだ。
気圧配置がわからないと『雨雲の様子』など、
ズブの素人が見ても『何もわからない』のである。
大雨でも『いつもと違うな』と気づけば、
早めの行動が取れるのだが、
残念ながら『グーグル先生は「そこ」まで教えてくれない』。
例えはよくないが、
昔から『風が吹けば桶屋が儲かる』という。
要は『嵐（台風）が来たら死人が出て棺桶の需要が伸びる』のだ。
さすがにメディアがここまで普及したから、
思ったほど桶屋も儲からないだろうが、
それでも『川の様子を見に行って・・・』と死者が出る。
君子危うきに近寄らず・・・である
現代のハイテクをあざ笑うかのような台風だった。
アテにならない行政情報を待つより、
企業人も『自分たちの頭で考えて決断』したら、
無駄な経費も多少は圧縮できると思うのだが・・・。
台風一過でも・・・
呑気な連中がテレビのインタビューに答えていた。
『３連休で、せっかくＵＳＪに行こうと思っていたのに』
『電車が動かないからタクシーと思ったらタクシーも来ない』
『どうしょうか、困っています』
こんな時こそ『家でゴロゴロしていたらいい』のだ。
昔から『晴耕雨読』というではないか・・・？
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あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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大阪・大阪近郊の耕作放棄地を開拓・開墾して、
都会と里山をつなぐ活動を展開しています。
通称『みんたく団』と呼び、河内長野に『みんたく畑』を開拓中です！
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