●OTA(On The Air)

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●2−8の法則を意識した組織運営を考察する


【写真:パレート図ABC分析<イメージ>】


パレートという人が『2−8の法則』を説いているのは有名な話だ。
わかりやすい例を挙げれば・・・


上位20%の社員が、80%の売上を生み出している
上位20%の得意先が、80%の取引額を担っている
上位20%の納税者が、80%の税金を納めている
20%の『なまけもの』が80%の税金を食いつぶしている


まぁ、人間の集まりとは『こういうもんだ』と思う


働きアリで『よく働くアリ』を捕まえてきて観察すると、
上記とは逆に20%のアリはサボり出すらしい。(観察者はヒマ人か・・・?)
これも人間社会に当てはめても、
『あながち間違いとはいえない』だろう。


パレートさんは『2−8』を説いているが・・・


会議で議案を出すと、


1、賛成が20%(味方)
2、反対が20%(敵対勢力)
3、浮動票が60%(どっちつかずで流される層)


と、こんなもんだろう・・・


2−8でも2−6−2でも構わないのだが、
人が集まると『概ね、こうなっている』。


この数字を踏まえていると、
大きな会議で議案の採決が取れないのもわかるし、
採決が取れないと『君たちは大企業病だ』と癇癪を起こすこともない。


別に大企業病でもなんでもないのだが・・・


そこで『民主主義』という印籠を出し、
『多数決』という方法で採決する。
多数決が悪いとはいわないが『多数派』に属していたら、
意外と『つまらない人生になっている』場合が往々にしてある。


多数派は楽だが『自分のアタマで考える』ことが少なくなるだろう


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人だけではなく『アリ』でも一生懸命やるのもいれば、
テキトーに遊ぶヤツもいる。
また一生懸命に働くアリを100匹捕まえても、
この中から20匹はテキトーに遊ぶという算段だ。

ちびこいアリでも『こう』なのだから、
個性を持っている人の集まりとなれば、
一生懸命なのもいれば『ええかげん』なヤツもいる。

60%の『そこそこやる』ヤツと、
20%の『がんばる』ヤツを合わせたら80%になり、
ええかげんなヤツ20%が『目立つ』ようになる。

これを踏まえて企業なり集団の活動を計画すれば腹も立たない

昨今、家電メーカーのリストラが声高く報道されているが、
多くは『〇〇歳〜〇〇歳の中堅社員が対象』というが、
年齢のくくりでリストラするというのは、
会社幹部が『人物評価』ができない証左だ。

幹部社員こそリストラの対象じゃないか・・・?

人物評価ができないということは、
『人事査定』すらまともにできず、
今まで『テキトーに給料を払っていた』ということにつながる。
意外に『こういう企業が多い』のも驚きなのだが・・・。

組織運営のコツ・・・

Aクラスのコアメンバー(20%)で徹底的に議論して方向性を出す。
この方向性を『方針』として発表して計画に落とし込む。
まず、このプロセスができていないと、
ヨソのコトは『やつらは大企業病だ』と批判しながら、
大企業と同様に『人材がいない、人材がいない』と人材不足に責任転嫁する。

全体の20%が優れた設計なら、実用上80%の状況で優れた能力を発揮する!

誰でも彼でも引っ張り込めば頭数(あたまかず)の恰好はつくが、
会議をしても話は脱線するし『何も決まらない』。
こうなれば『組織は崩壊する』のである。

逆に3年ほどは『Aクラスで牽引』すれば組織は大きく発展する

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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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大阪・大阪近郊の耕作放棄地を開拓・開墾して、
都会と里山をつなぐ活動を展開しています。
通称『みんたく団』と呼び、河内長野に『みんたく畑』を開拓中です!
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