●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●年金ニート。

今朝の新聞に『15歳〜39歳のひきこもり推計が54万人』と出ていた。『だから、どうだというのだ』。若年層のひきこもりも、確かに社会問題かも知れない。彼らが『ひきこもる理由』の多くが『職場に馴染めなかった』が上がっている。テレビや新聞は大げさに若年層のニート・ひきこもりをクローズアップするが、根っこは『雇用実態』と高齢者が受給する『年金』や『資産』にあると私は考えている。



【写真:だから、どうだというのだ!】


中高年、とりわけ『バブル世代』は、
『ノーワーキング・リッチ(働かない高給取り)』と揶揄され、
正社員の椅子の『既得権益』を死守しようとしがみついている。


それを『含み損』という。


含み損を抱えて『経営再建』をしようとすれば、
親会社から分社化した子会社や孫会社を作って、
管理部門に含み損を配置する。


部下は薄給、あるいは契約、派遣、バイト・・・。


こんな職場に馴染めるわけがなかろう。
あの『日本航空』も民営化の後、
経営破たんし『体裁は経営再建を果たした』ことになっている。
だが『ほとんどが子会社の薄給社員』。
客室乗務員も『非正規』が大量投入され、
『時給1,000円程度』だから仰天する。


これで、空の安全が保たれているのが不思議だ。


現役世代は中高年の含み損のために、
身を削っているのが『現在の雇用実態』である。


厄介なのは、引退世代である。


若年層の引きこもりが54万人と大そうに書いているが、
65歳以上の高齢世代は3,300万人以上もいるのだ。
少なく見積もっても半数は『年金ニート状態』に入っている。


国家の財政が『正常』になるわけがない。


何が問題かといえば、
この高齢者の半数は『年金』を受給している。
さらに『資産』も持っている。
もっと言えば『自分が掛けてきた金額以上の年金を受給している』。


若年層の引きこもりが国家財政に与える影響など『微々たるもの』だ。


確かに『今まで頑張ってきたから当然だ』という高齢者の意見もわかる。
だが、現役世代が朝から晩まで『へろへろ』になるまで働いて、
月末に受け取る月給より『ぶらぶらしている高齢者の年金の方が多い』場合もある。
少なくとも、若年層の引きこもりは『財政を圧迫していない』。


高齢者は『サンデー毎日』の分際で、ぐだぐだ文句をいうな!と思うのである。


何か月か前に、麻生財務大臣の、
『高齢者はいつまで生きているんだ』という発言が物議を醸した。
たしかに、公人としては、けしからん言い方だな・・・とは思った。
高齢者に早くくたばれとは言わないが・・・。
高齢者世代内で相互扶養してくれ!とは思う。


1,000兆円を超える国の借金の多くは高齢者のツケだ。


これを、現役世代のみならず、
これから生まれてくる世代にまでツケを残し、
『高齢者は今まで頑張ってきた』だの『弱者をいたわれ』というのは、
ちょっと『勝手すぎやしませんか』と言いたいのである。


メディアも罪つくりだ。


2008年ごろ、あるNHK元職員が、
『視聴者の中心は・・・』と内情を暴露した。


1、50歳代の
2、専業主婦で
3、学歴は高卒・・・これが、NHK視聴者の中核だという。


高卒の専業主婦をバカにしている。


要は、見てわからんヤツが見ているという想定のもとに、
番組を作っているのだ。
ものすごく悪い表現をすれば『バカにどう見せるか』である。
だが、50歳代は『高卒でも求人があった』。
もっと言えばかつての日本航空も高卒のスッチーも普通に働いていた。
高卒をバカにする連中に受信料など払う必要などない。


民放も、NHKに『右にならえ』だから落ちたものだ。


さらに、テレビや新聞くらいしか情報が入らない世代は、
マスメディアの情報を鵜呑みにしてしまう。
当然、高齢者に評価されやすい番組を作る。
ニートを題材にした対談番組などは、
高齢者が批判したくなるような『どうしょうもない若者』を登場させ、
視聴者代表のオバチャンや起業家や社長連中から『糾弾の嵐』を浴びさせる。


こんなことをメディアは繰り返して高齢者の『年金ニート』を正当化している。


高齢者は定年を過ぎて年金を受給する。
もう、ここまで頑張ってきたから働かない。
働かなくても『年金』で生活保障の収入が得られる。
年金が少なかったら『生活保護』に切り替える者もいる。
若年者は、なかなか生活保護など認定されない。


今の状況だと、若年は『政府からも見捨てられている』のだ。


はっきり言えば、高齢者に手厚い年金や生活保護を支給するのは、
『枯れ木に肥料や水を与えている』のと同じこと。
では、なぜ、政府は枯れ木に水を与えるのか?。


高齢者・中高年は『選挙の票田』である。


こぢんまり、まとまって声を上げない若年より、
あーだ、こーだとうるさく弁が立つ高齢者や、
労働組合、宗教団体、業界団体、農協などに寄り添っておけば、
『組織票』で『自分の身が保てる』という思惑がある。


この辺も、メスを入れない限り若年層は見捨てられたままだろう。


しつこいが、引退組でぶらぶらしているオジンは『年金ニート』だ。
あるいは『趣味だ旅行だ、同期会だ』と遊ぶことばかりで、
バラ色の年金生活謳歌しているが、
その裏側で現役世代の歪んだ雇用実態があり、
大学を出ても昇進すらできず、
タクシーの運転手以下の薄給で空を飛ぶ客室乗務員もいるのだ。


若年層は、年寄りにリスペクト(表敬)などするな。


特に、薄給に苦しむ非正規の人たちの敵は年金ニートだ。
大学を出ても派遣や契約社員に留まる人の敵は、
私ら世代を含めて『ノーワーキングリッチ』である。


何とか、各世代内で『相互扶養』できないと・・・。


『破綻は時間の問題か先送り』だ。
とにかく、今の国の大借金は、
年金ニートのために起きている。


我々が肩代わりする必要などない。


日本航空の関連会社って、こんなにあるのだ!←クリック


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