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過労自殺につながった広告代理店をはじめ、今の職場環境はどうなっているのか、自分なりに考えてみた。



【写真:こういうのって、とても大事なポイントだと思う】


鳥は生まれてすぐ、
最初に見たものを『親』として慕って、
親の行動を真似て、
やがて飛び立っていく。


その親が『放蕩親父』だったら最悪である。


過労自殺をした女子社員は、
上司に『お前のかかった20時間はムダ』とか言われていた。
さらに『ボサボサの頭で出勤するな』とも言われていた。
まぁ、私らの時代なら『普通』に叱責を受けていたが・・・。


今は、正社員として採用された大卒者は『即戦力』と扱う傾向がある。


ここに、私は『違和感』を持った。
私らの新人の頃は『研修生はエレベーターに乗るな』と言われた。
1円も稼いでいない研修生が、
電気代を使うエレベーターに乗るなど言語道断というわけだ。
言いかえれば『会社にはタダのものはひとつもない』。
1円も稼いでいないヤツがエレベーターに乗る資格がないのだ。
遅刻寸前でエレベーターに乗って上司に見つかれば叱責された。


そんなカンタンに即戦力ができたらどこも苦労はしない。


上司や先輩は厳しい人が多かったが、
営業の際に『同行訪問』で車で移動するときなどは、
いろいろフォローしていただいたり、
プライベートの一面を見せてもらうと、
社内での厳しい上司や先輩とは違う人間らしい一面も見え、
プラス思考で『がんばろう』という気持ちに切り替えができた。


厳しさは『本気度の表れ』だったと思う。


当たり前のことだが、
会社の中で指揮命令系統がしっかりしていないと、
いざというときに対応ができなくなる。


部・課を超えて社内全体で新人を育てるのが上司・先輩の『責務』だ。


同じ会社で働く者同士が、
責任を持って、時間をかけて新人を育てないと、
自分たちが『危険な目にあう』のである。
少なくとも1年は『育てる』という『余裕』が必須だ。


こうやって、社の『質』が維持され向上する。


会社のカラーが『ブランド化』され、
伝統のサービス精神が『次の世代につながっていった』のである。
その会社で『チェックイン』をして、
理由があって退職と言う『チェックアウト』をしたが、
細やかな気配りと心遣いについては、
一生、自分の中に持ち続けるほど強くインプットされた。


初めに出会った上司・先輩の質は、今後の人生設計でとても重要だ。


・サービスの仕方
・顧客への対応
・クレームへの対処
・日々の営業活動


知らず知らずのうちに真似て、いつの間にか身につく。


こういうことが、件の広告代理店の上司たちは、
本当にわかっているのだろうか。
ましてや、何の社会経験もなく、
ただ、有名国立大学を卒業して入社したからと、
即戦力と期待するのは『大きな勘違い』だ。


あるいは、学歴に『ひがみ』があって嫌がらせをしたのか?


今の子は、ネットという『つながり』を持っている。
楽しい時も、しんどいときも、
ネットで簡単に『自分の思いを発信してしまう』のだ。
悩めば悩むほど発信を繰り返して『無限スパイラル』に陥る。


本人も気づかないまま『SNSうつ』にかかっている。


この広告代理店の『他の社員』へのインタビューでは、
『わが社は変わろうとしている』や、
『まだ、他社よりマシです』とか言っている。


根っこは『自分がそうならなくてよかった』のような『他人事』だ。


そんなことよりも、
『目の前の仕事をこなすだけで精いっぱい』なのが、
手に取るようにわかる。


せっかく国立大学を出て過労自殺をさせた責任を感じているのか?


国立大学は国税も投入されているのである。
違った職業選択をしていれば、
国家公務を担う素晴らしい人材だったろう。


臨検調査が入って当然だ。


この広告代理店は『国家シンクタンク』の要素も兼ね備えている。
だが、大なり小なり『政・官・民』の癒着もあったんじゃないか。
社内の動向まではわからないが『労使間』にも問題があったと感じる。


私事で恐縮だが・・・


最初に入った会社のおかげで、
今のタクシー業務にも『ポリシー』が活きている。
乗客側のドアの開け閉めひとつをとっても、だ。


ドアの開閉は力任せに『バン』と閉めない。


2段開閉という『少し開けて、ゆっくり大きく開ける』とか、
『ゆっくり閉めていき、
最後に少し間を開けたところからきちんと閉める』など、
少しの『心遣い』を大事にしている。


自分に厳しくすることが『粋なサービス』につながる。


また、あくせく働くのではなく、
余裕を持ってゆったりと生きるのが『一流』という、
新人研修のときに習ったことが、
今も活きているのである。


あなたの職場はいかがだろうか・・・?


ほんまかいな・・・


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