●OTA(On The Air)

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●夢なんか持つな。

若手ビジネスパーソンが多く集まる『異業種交流会』では『自己紹介&一言プレゼン』なんてのが設定される。ここで『私は〇〇をしたい夢を持っています』とか聞く。だが、『いつまでに、どうする?』という質問には『しどろもどろ』。要は、期限を切らないから、いつまでも『夢』を描くことになる。夢なんてものは『寝ながら見るもの』で『公衆の面前で語るようなものではない』のだ。



【写真:夢を描くのは楽しいが、現実も目標の方が張りがある】


外国の大学で、卒業生に次の調査をした話を聞いた。


1、あなたは目標を設定していますか
2、目標を書きとめていますか
3、最終目標を達成するために計画がありますか


卒業20年後に追跡調査をした結果、
上記3項目すべてに『はい』と答えた学生は、
全体の3%だった。


卒業生総資産の90%を『はい』と答えた3%の人が手にしていた。


数日前に『航空機のファーストクラスは、座席数の3%』とか、
不動産を除く金融資産が1億円を超える人は、
日本全体の『3%』とか書いた。


全体の『3%』というのは『意識すべき大事な数字』なのだろう。


10年ほど前、頻繁に交流会を開催していたころ、
よく聞かれた『2つの質問』がある。


1、何人くらい来るのですか?
2、どんな人が来るのですか?


人数ばかり気にする人は、
参加人数が少ないと来ないことが多かった。
『どんな人が?』と聞く人も意識していたので、
『今回は、これこれ、こういう専門の会社の社長も来ます』と答えた。


人数ばかり気にする人は『名刺交換したいだけ』である。


かと言って、名刺交換したはいいものの、
その後のフォローがほとんどない。
その日か翌日にでも、
『昨日はありがとうございました』というメールでもいいし、
『ご縁をいただき、云々・・・』のお礼状でもいいのだが、
こういう簡単なことすらやらない。


名刺の枚数ばかり貯まるだけで、カネは参加費で消えていく。


交流会を重ねていくと『コラボレーション(業務提携)』が生まれる。
これ自体は結構なことなのだが、
各々が『夢や、やりたいこと』を述べるだけで、
やたら打ち合わせの時間ばかりかかり、
イベント的に『プレゼンテーション』を行い、
みんなが『やった気』になっておしまい。


コラボも、3年経てば赤字ばかりで自然消滅してしまう。


なぜ、こういうことが起きるか。
要は『無計画』だからである。
他人の夢を聞いても、ときめかない。


会社ならば『事業計画』を立てる。


コラボの場合は『流動性』があるから、
かっちりとした事業計画にはならないかも知れないが、
それでも、カンタンな『年間プログラム』くらいは、
知恵を絞れば立てられる。


ボーイスカウトのような慈善団体でも『年スケ』くらい作る。


こういうのを『落とし込み』というのだが、
計画性がないと『実行、即、落とし込み』となり、
長続きしないのである。


結果的に、一人抜け、二人抜け『人財不足』を吠える。


別に、勝ち組だろうが負け組だろうが、
どうでもよく『普通組』でも一向に構わないのだ。
凡人が、どうあがいても『3%の富裕層』にはならない。
だが、計画を推進すれば、
『普通組の中の3%の成功者』くらいにはなれる。
人財不足を吠えるのは『犬の遠吠え』と同じだ。


ワタミの社長が『夢に日付を書け』とか言っていた。


全くそのとおりだと思う。
夢に日付を書いた瞬間に、
夢が目標に変化する。
もっと言えば『夢なんか持たずに目標を持て』だ。


目標を持てば『時間管理は必然』なのがわかる。


最近、人の集まりに参加しなくなったのは、
日付のない他人の夢物語に付き合うのがしんどいのだ。
夢は『寝ながら見るもの』であり、
他人に語るほどのものではない。


夢を実現したけりゃ、日付を入れて、計画を持つに限るのである。


ほんまかいな・・・


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