●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●生きているだけで丸儲け。

東大を卒業して電通に入った人。高卒で専門学校に行き、印刷会社、広告制作会社を経て独立開業、その後、売掛金が焦げ付き廃業の末にタクシー運転手。どう見ても『前者が勝ち組』で『後者は負け組』に映る。だが『勝ち組』に入っても馴染めなかったり、業務がキツくて命を絶ってしまったら、勝ち組の中の負け組になってしまう。もちろん、労災認定を受けた会社側の責任が大きいが、命より大きい仕事なんてないのだ。どんな逆境に立っても、今の日本だと解決策がない、なんてことはない。日本人として生きているだけでも、世界的に見れば『丸儲け』なのだ。



【写真:私は、営業職の経験が今も活きている】


タクシーに乗って早や8年目になった。


何度も挫折を感じ、
2度ほど他業種に変わってみたが、
やはり馴染めず『試用期間』のうちに、
タクシーに戻った。


広告屋の営業も、タクシー屋の営業も根本は同じ。


高卒で就職して以来、
専門学校に通って広告の制作側にいた数年を除けば、
20年ほどは営業職を続けてきたことになる。


ここまできたら『継続は力なり』を語れる域にきた。


話しが飛ぶが、落語家の明石家さんまさんは、
1985年8月12日に日航123便で、
帰阪する予定だった。


東京の収録が早く終わり123便より前の便で帰阪した。


予定通りの収録だったとしたら、
坂本九さん同様に搭乗者名に『明石家さんま』の名前と顔写真が、
翌日の新聞に掲載されていただろう。


さんまさんのお嬢さんの名前は『IMALU』さん。


最初は『けったいな(変な)名前』と思ったのだが、
命名の由来が『123便に乗らず命拾いをした』さんまさんが、
我が子に『生きているだけで丸儲けだ』という意味を込めて、
名付けたという。


あの便に、さんまさんが乗っていたら・・・


当然、IMALUさんはいない。
もちろん、当時のトレンディドラマには、
さんまさん以外の俳優さんが登場していただろうし、
大竹しのぶさんの人生も大きく変わっていたと思う。


今、若い人の中には『不本意な就職』を経験してきた人も多い。


バブルが弾けて、企業も就職の間口を狭めた結果、
本当にやりたい仕事とは違う職業に就いている人も多い。
だが、やっているうちに『慣れれば天職』という言葉もあり、
それなりに『妥協』が必要かも知れないが、
パワハラやセクハラに悩まされるようなことがなければ、
多くの場合『それなりの居場所』は確保できる。


やはり、継続は力なり、である。


不本意な就職をした人であれ、
思った職業に就けた人であれ、
節目の年齢前後には『ある種の疑問』が出てくる。


このままでいいのか・・・。


私も30歳代後半に『このままでいいのか』を感じ、
周囲の後押しもあって『独立開業』をしたのだが、
予想外に『サブプライムローン問題』なんかが飛び火し、
青天の霹靂のような『売掛金焦げ付き』が襲った。


あのままの方がよかったのかな・・・


会社を辞めずに続けていたら、
負債処理に奔走することもなかっただろう。
まぁ、当時の会社は親会社に吸収されて、
業務が大幅に縮小になったから、
続けていても、どうなっていたかはわからない。
でも、こうやって、毎日、普通に暮らしている。


生きているだけで、丸儲けなんやな・・・。


所属する会社や組織が変わっても、
やっていることが『継続』されていたら、
それは『大きな力』になるし、
対処法も身についてくるものだ。


今、どの業界も本当に『プロが少ない』ときく。


素人が流行りで何かを始めても、
プロの指導を受けずに模索したとて、
所詮、素人は素人で玄人には通用しない。


ある人が言っていた。


『20年継続してはじめて』と。
今の世の中、会社の存続すら30年と持たない場合がある。
だが、所属先が変わっても『職種』を変えなければ、
それは『継続』である。


あるいは・・・。


継続が20年に満たなくても、
今までのスキルが活かされて、
新たな展開ができるのならば、
それは、チャレンジしてみる価値がある。


航空会社の客室乗務員の多くが・・・


何かの事情で退職しても、
培った接客術を活かして、
接遇マナー講師になったり、
客室乗務員のネットワークをつないで、
客室乗務員ならではの『マーケティング会社』をやっている人もいる。


大事なのは『プロの仕事の仕組みづくり』だ。


いろいろ書いたが、今の日本で生きている限り、
高齢化などの懸案はあるものの、
やはり、生きているだけで『丸儲け』だ。


あまり、悲観的に悩む必要はないと、私は思う。


明石家さんまさんの名言集←クリック


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