●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●Erosは、生きること、そのもの。

1994年ごろ『紳介の人間マンダラ』という番組のコーナーで『モテない君』というコーナーがあった。当時は、インターネットなど一部しか使っていないし、ケータイだのメールだの、スマホだのLINEだの、が世に出てくるなど想像もできなかった。番組コーナーへの応募は『封書』で局に送るしかなく、ここで『モテない君』の共通点が、いつも指摘されていた。



【写真:モテない君はルーズリーフかレポート用紙に、
    鉛筆書きで茶封筒に入れて応募してくる。そして、字が汚い】


今、モテない君という番組があったら、
番組ホームページにアクセスして、
応募フォームに打ち込んでいくだけだろう。


応募フォームだと、応募者のセンスが『文章』からしか見えない。


▼人間マンダラ、モテない君コーナーの動画▼
https://www.youtube.com/watch?v=07REMwRo0_s


動画に見覚えがある人も多いと思う。


モテない君の根本的な理由は、
出会いのきっかけもあろうが、
コミュニケーションの取り方が具合悪い。


でも、だ。


現代のモテない君より、
22年前のモテない君の方が、
何となく、まだ、イカしてる、ように思う。
一生懸命、ギターで演奏したりと、
何とか、相手の女性の気を引こうと一生懸命さに、
少し、心が打たれた。


交際をお断りした女子もピュアだ。


今のようにスマホでLINEができる時代じゃなく、
私らが中学生のころなんか、
男女の告白なんて『誰かを仲介』してたり、
いい香りがする便箋で『好きです』とか書いてあったり、
スマホのメールボックスなんかじゃなく、
なんかニオイそうな下駄箱に入れておくとか、
告白自体に手間がかかった。


めんどくさいかも知れないが、プロセスがよかった。


LINEで送って、既読、即返事みたいな、
インスタントラーメンみたいなコミュニケーションじゃなく、
交換日記だの、七面倒臭い手段しかなかった。


日記を書いて、返事や反応は翌々日。


時間はかかったが、
お互いが『楽しみ』でもあった。
技術家庭の時間に作る木工の椅子を『ちょうだい』とせがまれ、
完成したら『やる』だけかと思っていたら、
椅子を受け取ったら『はい、これ』と紙袋を渡される。


中身は、手編みのマフラーが入っていた。


何の取り柄もない私が『日記』や『椅子とマフラー』を交換しているのを見て、
モテたい!とか言ってギターを始めるヤツもいた。
悲しいかな、私は楽器演奏のセンスがなかったが、
とにかく、しょーもないことで笑わすことを、
一生懸命に考えたものだった。


阪急電車の車掌のモノまねが一番ウケた。(中川家にも負けない!)


中学生の分際で週末には四条河原町に出てデートしたり、
新京極の『クロワシ』という怪しげな地下の喫茶店やら、
河原町六角のビルにある『カーディナル』という喫茶店にも、
中学3年のころに入り浸っていた。
カーディナルには『10円』のジュークボックスがあり、
当時の流行歌は『久保田早紀』の『異邦人』が爆発的ヒットを、
何回もかけて店員に『ほどほどにしといてや』と叱られたこともある。


まぁ、中学生にしては、やり過ぎ感もあるが。


高校に上がれば『受験から解放されてさらに暴発』である。
同志社大学の近所に『セカンドストーリー』というディスコがあり、
これまた、高校生の分際で『サントリーリザーブ』なんぞを、
ボトルキープして酔っぱらって帰ったのも一度や二度ではない。
今から考えたら笑えるのだが『高校生がチークダンス』をやるんだから、
今の親御さんから見たら卒倒するだろう。


でも、こんなの、普通に行われていた。


ディスコに行くのだから、
当然、当時に付き合っていた彼女と同伴である。
高1で高3と付き合うってのだから笑える。
今は、どうされているのか知る由もないが、
きっと、いいお母さんで孫もいるかも知れない。


あぁ、歳取ったなぁ。


とりあえず、人並みに高校には行き、
バイトに明け暮れては、
どうやったらモテるか、なんてのを、
真剣に男友達と公園で、
夜な夜なしゃべり込んだのも懐かしい。


今だったら、通報されて、補導されているだろう。


まぁ、昭和のダサい『エセ不良』だったが、
こういう経験があったからこそ、
2回も結婚できたのかも知れない。


アホと言えば、アホなのだが。


こんな経験値から見ると、
どうも、最近のちまちました男連中が、
小さくまとまっているのが、
かなり歯がゆく思うのである。


そういえば。


一昨日のNHKラジオ深夜便のナイトエッセーだかで、
出演女性が『エロスは生きることそのもの』と言っていた。
女性がエロスをラジオで語るなど、
びっくりしたのだが『奥が深いな』とも思った。
ただの下卑たエロ動画とは次元が違うのだ。


ここでは省略するが辞書でErosを調べたら奥深さがわかる。


学校の勉強も大事だが、
生きることそのものを考える機会が、
とても少なくなっている。
そこにも、少子化の一原因があるのかな、と、
ふと思ったのである。


▼懐かしい、おもしろCM▼
https://www.youtube.com/watch?v=pOYPSJ_QzSY
田嶋陽子が若い!(当時53歳)▲


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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
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