●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●人財不足を嘆くより、チーム再編だ。

よく『人財がいなくて・・・』という声を聞く。気持ちはわからなくないのだが、広告屋的思考で言えば『人財など、入れ替えればいいだけじゃないか』だ。すでに、企業体や社会貢献団体などの『チーム』があれば、あえて摩擦や衝突を起こして、人員を入れ替える。組織体が上手く機能しない最大の原因は『人事の問題』しかない。広告屋の場合、プロデューサー、ディレクター、プランナー、コピーライター、デザイナー、カメラマンなど『複数の外部ブレーン』が『ひとつの仕事を成し遂げる』という『寄せ集めの頭脳集団』だ。だが、外部の寄せ集めが巨額の仕事をこなしているのは、プロデューサーなる『リーダー』が人事掌握に常にアンテナを張っているからである。



【写真:摩擦を避けたら進歩も発展もなく、墓場しか残らない】


強いチームの3条件を挙げてみよう。


1、リーダーシップ
2、ファシリテーション
3、マネジメント


少し詳しく掘り下げれば・・・。


1、共通の枠組み
2、意志や行動の掌握
3、協働する意欲


組織運営に必要な機能は・・・。


1、リーダーシップ(指導・先導)
  〜『目的』を定め『目標』へ導く〜
 1)組織の方向性を示す
 2)望ましい行動の『模範』を示す
 3)組織を作り、人を育てる
 4)これらを基本に人員の士気を上げる


2、ファシリテーション(促進・支援)
  〜協働(相互作用)の促進〜
 1)学習の速度を上げる
 2)チームの相乗効果を生み出す
 3)メンバーの自立性の向上


3、マネジメント(管理・統制)
  〜組織(生産)の効率を上げる〜
 1)資源の配分を最適化する
 2)進捗を管理して、成果の達成
 3)業務改善の推進、仕事の質を高める


これだけである。


リーダーは、メンバーを選び、
チームが構成された時点で、
ゴールやヴィジョンについて、
徹底的に理解を求め時間を設けることだ。


だが、決して、議論のふりをして論破しないこと。


大事なのは、


1、メンバーが目的に対して『自分はどう感じているのか』、
2、どうすれば、うまくいくと思っているのか
3、チームで動くことがどういうことかわかっているのか


協働することに『意識共有』を生み出すのが肝要だ。


かつての『自分が引っ張る』方式のリーダーより、
メンバーのやる気を引き出し、
チーム全体のコンセンサスを取っていく、
ファシリテーター型のリーダーが最も求められている。
だが、意見を聞きながらも最終決断はリーダーの役目だ。


責任は重い。強さも必要である。


リーダーはメンバーを『観察できる力量』も求められる。
摩擦がなければ進歩も発展もない。
衝突を避けたがるリーダーは、
すぐに『摩擦や衝突しても大丈夫ですか』とか言うが、
案ずるより産むがやすし、『大丈夫』だ。


摩擦を避けていたら、広告屋の仕事などできない。


広告屋は『コンセプトは何か』に始まり、
チームメンバーの頭の中の『相違』を認めたうえ、
お互いの枠組みの違いを踏まえて、
コンセプトの言葉の意味を『共通言語』にして、
ひとつの受注案件に向けて各人が仕事を進める。


摩擦や衝突で四面楚歌になったら・・・。


そういうことは『折りこみ済み』で取り組まないと、
やってられないし、身体が持たない。
一番良いのは『常にメンバーの入れ替え』である。


こうすることで『新陳代謝』が生まれる。


3年も5年も『同じメンバー』で仕事をするなどあり得ない。
今や『1年で陳腐化する』時代だから、
なおさら『新陳代謝』が不可欠だ。


同じことに長期間取り組めば飽きもする。


それならば、目的意識、モチベーションともに、
『高い人』を入れた方が、
チームは活性化するのである。


学習、協働、摩擦・衝突、新陳代謝・・・成長のヒケツだと思う。


1、メンバーの新陳代謝を促す
  1)自己改革と自己成長
  2)自己意識のストレッチやチャレンジ


2、相互作用が起こる場を増やす
  1)主体的行動を引き出す
  2)チームを『緩やか』にまとめる


3)活動を常にオープンにする
  1)外部からの刺激を与え続ける
  2)外部に対するアウトプットを続ける


これが、チーム成長の『3要素』なのだ。


現状維持か、衰退か、再向上(浮上)かは、
リーダーの手腕にかかっている。
この理屈は広告屋に限らず、
企業、社会貢献団体、サークル、クラブ、
ボランティア団体など、
どんな組織にも応用できるノーハウだ。


お試しには・・・。


まず、チーム内に『分科会』を作り、
4〜5名でテスト運用するのがオススメだ。
あるいは『ペア』を複数作って、
カンタンなゲーム感覚で競い合うのも、
互いに刺激があっておもしろいものなのだ。


この提案、いかがだろうか。


▼ちきりんさんのブログリンク▼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/
ホンマかどうかは、知らんけど・・・。


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※知的刺激の材料として活用いただくために、
 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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