うんざりするほど『北』の動向が報道される。まぁ、斜に構えて見たら『軍拡のための大義名分』は火を見るより明らかだ。以前、ネイチャークラブNPOの主人である『ジャンク屋の若大将』が『行きすぎた資本主義に抗うためにも農業に云々・・・』とか言っていた。素朴な田舎暮らしは、個人の勝手だが、本当の行きすぎた資本主義は『先の大戦』である。学校では、近代史はテキトーに流されているが、財閥と軍部の癒着で『てんでばらばら』に戦線を拡大して多くの犠牲者が出た。今の自分が置かれている状態だけで『行きすぎた資本主義』など語っても、笑われる。大事なのは『本質を見る』ということだ。
【写真：スカッドの発射実験失敗なのに、報道が大げさだ】
１９９４年頃、朝鮮半島エネルギー開発機構（KEDO）ができたころ。
北に、核開発の疑惑がかかり、
韓・米・日の３か国が共同で、
『軽水炉を作ってやるから核開発をやめて平和的にやれ』と、
北に核開発を放棄させる目的でKEDOができたが、
結局は、何も変わらずKEDOは２００５年に解散した。
今、１９９４年頃と同レベルに朝鮮半島が緊張している。
だが、冷静に見たら、
北側にすれば『韓国次期大統領選挙まで好き放題できる』チャンスだし、
北に強硬路線を敷いてきた朴槿惠が罷免、逮捕されているのは、
打ち上げ花火（ミサイル実験）を連発する絶好の機会だ。
次期大統領が決まれば、打ち上げ花火も収まるだろう。
逆に、日本側は、北が打ち上げ花火を連発してくれることで、
軍備拡張の大義名分もできやすい。
軍拡を推進するには『多額の国費』がかかるから、
消費税を１０％に増税するにもやりやすい。
あまり報道されないが・・・
消費増税直後しばらくの間は、
自殺者が増えるという悲惨な事実があるのも忘れてはいけない。
その『しばらくの間』を『無理に頑張る』のではなく、
いかに『耐えしのび、我慢するか』が大事なのだ。
さて、米トランプ大統領は『ありとあらゆるオプションがある』とかいう。
５０１５作戦を含め『北への武力行使』を示唆する過激な発言も目立つが、
アメリカ国民にとって、海の向こうのアジア極東地域の『いざこざ』に、
参加するには『理由がまだまだ不足する』。
交渉も協議も何もやっていない状態で、
地上部隊が北に乗り込んで『斬首作戦』なんかやるか？。
やる理由がない。
情報番組も『どうでもいい内容』ばかりだ。
北が飛ばした打ち上げ花火が『北極星２号』か『スカッドミサイル』か、
なんて、私らの生活に何の関係があろうか。
報道は、どのタイプのミサイルでもよく、北の報道ができたらそれでいいだけだ。
とにかく、私たちが目を光らせておかなければならないのは、
軍拡を増税のネタにしないように見張ることだ。
何度も書いているが、近隣の製造業は防衛関係の受注で潤っている。
詳しいことは書けないが『決算賞与』も出た。
近隣の工場は、少し、行きすぎた資本主義っぽくなってきた。
ヤマト運輸の荷扱いが史上最高の１８億個を超えたとニュースになっている。
ジャンク屋の若大将も『少し片棒を担いでいるはず』だ。
素朴な田舎暮らしを喧伝しているが、
現在の『株式会社ジャンク屋』の運営には『物流抜き』では成り立たない。
流通が、物流もろとも破綻してもいいように素朴な田舎暮らしとは・・・。
行きすぎた資本主義とは『きな臭い』ものなのだ。
先の戦争は『軍部の暴走』で片づけられているが、
実際は、財閥（三菱・三井・住友・安田など）と軍部の癒着。
資源を確保して『商売』をする見返りに・・・があったから、
軍部が『自分の都合のいいような作戦を立てて戦線拡大した』のだ。
その証拠に、戦後、形式的ではあるがGHQによって財閥は解体された。
解体されたはずの財閥が、形を変えて残っている。
結局は、何も変わっていないのである。
変わったと言えば『敗戦国』で『アメリカの植民地』になったことくらいか。
そして、アメリカの圧力で農業生産が調整され『価格競争』にもなっている。
農家は『ばかばかしくてやってられない』と『一部の農地での耕作を放棄した』。
農業問題も、耕作放棄地も『国際問題』が背景にあることを忘れてはいけない。
もちろん、個人的な趣向での就農に、クチを挟む気はないが・・・。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ちきりんの日記▼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/
★なかなか、鋭い視点で、勉強になるよ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright:(C)2017 Ota-Tadashi All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━＜ＡＤ＞━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地下鉄：門真南駅／JR鴻池新田駅／京阪：門真市駅周辺での、
夜間タクシーのご用命はお気軽にお電話ください。
電話：０８０−６１８７−８６６５
・営業時間…１８：００〜翌２：００
・定休日……毎週火曜日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※下記の広告は本記事とは無関係です。
