先日、このブログの読者と飲みに行った。まぁ、リアル世界の友人なのだが、アウトサイダーがどうの、アウトローがこうの・・・と盛り上がった。飲んでいる席や、実社会では、私は『至って常識人の範囲にいる』と思っている。
【写真：常識とは、社会生活のストライクゾーンである】
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◆常識の枠がわかっていないと『はみ出し者』にはなれない。
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だが、アメリカのトランプ大統領は、
金正恩のことを『頭の切れる人物だ』と一定の評価をしている。
北朝鮮がやっていることは『ならず者』で『アウトロー』だ。
全て、計算づくでやっている。
北は『瀬戸際外交』に長けている。
大国から見たら貧相な国に見えるが、
貧相なりに『国際社会の常識』『ストライクゾーン』がわかっている。
常識の枠、ストライクゾーンがわかっているから、敢えてはみ出す。
この前、テレビで甲斐よしひろが似たようなことを言っていた。
この人も一見、アウトサイダーぽいところがあるのだが・・・。
『アウトサイダーをしようと思えば、常識がわかっていないとできない』
私も、まさに同じようなことを考えていた。
究極のアウトローのヤクザ者も、
法律や常識がわかっているから、
そこを踏まえた上で『わざとはみ出す』のである。
法律など、まだまだ、抜け道だらけだ。
実名を出して申し訳ないのだが、
京都のMKタクシーなどは『常に法の盲点』を突いて、
必ず『抜け道』を見つけて『奇をてらった企画』で話題を作る。
今でこそ、定評のあるMKタクシーだが・・・。
・小型料金で乗れる中型タクシー（1970年代）
・京都方面へのタクシー待合所（大阪の営業の布石）
・下限割れ６００円運賃（大阪で現行運賃）
まぁ、とにかく、話題作りが上手い。
多少、法や業界規制を破ってでも、
個別訴訟なんかで勝ってきた。
対外的には『すべてはお客さまのため』という大義名分だ。
当然、業界内では京都も大阪もMK締め上げに出たが、
MKは屈しなかった。
３０年以上もアウトサイダーで来たら、相当数のMKファンがいる。
私は、MK内部のことも知っているから、
MKが、とてもよいとは全く思わないのだが、
利用側からすれば『さすが、MKさん』なのだろう。
常識の枠、ストライクゾーンを知った上で『はみ出す』。
しつこいネタになるが『ネイチャークラブNPO』の場合は、
常識やストライクゾーン、基本的枠組みなどを作っていないから、
私のような『御意見番』的な人物を『文句言い』として排除した。
スジのいい人が数人いれば・・・。
人が複数集まれば『文句言い』も出てくるのは世の習いだ。
ここに『スジのいい人』がいたら、
『まぁ、ええ塩梅で、うまいこと着地してえな』という話し合いになる。
だが、そういう発展にはならず『文句言いはいらない』と粛清の対象だ。
うたい文句はいいのだが、常識の枠がわかっていない。
いわゆる『世間法』がわかっていないのである。
世間法がわからないと『組織づくり』や『体制づくり』など無理な注文だ。
ネイチャークラブNPO在籍中に、あるメンバーさんから、
なぜ『私が文句を言うか』という問いがあったが、
要は『世間法、常識の枠、ストライクゾーンがない』から、
組織としては『はちゃめちゃだ。だから敢えてはみ出して文句を言うのだ』と答えた。
まぁ、問いかけた人が、どれだけ理解してくれたかは知る由もないが。
基本的枠組み、組織づくりがわかっていないと、
どこまでがストライクゾーンなのかもわからない。
組織には『緊張と緩和』も必要だし、
その『さじ加減』がわからないと、
うまく組織が動かないとき『勢い、キレてしまう』のである。
そうなると、緊張の連続で『パワハラ』も起きてしまう。
私が、ブログ記事で『はみ出し者を演じていける』のも、
一応は５２年間生きてきて、
社会人として培った常識の枠、
人付き合いのストライクゾーンを身につけた上で、
敢えて『アウトサイダー』『アウトロー』を演じているのである。
それを『修行が足りんのと違うか』とか言われたら・・・。
ちょっとは腹が立つのも仕方がない。
逆に言わせてもらうならば、
君たちこそ『世間法』『常識の枠』『ストライクゾーン』を、
もう少し身につけたらどうなのかな・・・と思うところである。
いかがだろうか。まぁ、どうでもいいんですけどね。
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▼ちきりんの日記▼
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