●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●人前での、人の紹介の仕方。

しつこいが、私が『ジャンク屋の若大将こと葛屋末兵衛』と言うのには、わけがある。結論から言えば『同じようなことを彼が数度やったから』である。それも、多くの人が集まるミーティングの場でやられたものだから、こちとら赤面である。



【写真:40代半ばのヤツに、こういうことを教えないといけないのが情けない】


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◆職業やポジションは『本人』から言わせるべきだ。
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私がムカっ腹が立ったのは、こんな紹介をされたからである。


『えー、まぁ、マーケティングとかいろいろやったはるんですが、
 今は、「タクの運ちゃん」をしたはるタニーさんです』


なんじゃこれ、こんな紹介の仕方があるか・・・!?


大方の人が、マーケティングの真骨頂などわかっていない上に、
『いろいろやってはって、今はタクの運ちゃん・・・』。


一般的な印象は『うだつが上がらずタクシーに乗っている人』だろう。


周囲には『何か大きな失敗をして仕方なくタクシーに乗っている』印象を与える。
だいたい『いろいろやっている人』なんて、
普通は胡散臭くて誰も寄って来ない。


こんな紹介をされたらマーケティングの話などできない。


まぁ、紹介の内容は当たっているのだが、
そういう自虐ネタは『本人が言ってこそ、ウケるもの』じゃないか。


そもそも、タクシー乗務員を『下に見ている証拠』である。


同僚と話をしていて、
『何と言われたら腹が立つか』で盛り上がったことがある。


1、運ちゃん
2、おっさん
3、おっちゃん


これが、トップスリーだ。


今どき、タクシーに乗って乗務員のことを、
『運ちゃん』など言う人も珍しいが、
それにしても『大概、失礼な呼称』である。


タクシーに乗って、運ちゃんなど言えば『降ろされる』かも知れない。


脅かすつもりはないが、
タクシー乗務員の80%は『何かスネにキズがある』。
スネくらいならいいが『指のないおじさん』や、
背中に『何か和風の絵が描いてあるおじさん』もいる。


けっこう、ややこしい人の集まりがタクシー業界だ。


みんな黙っているからわからないが、
私らは『そういうおじさんは何となく空気でわかる』のだ。
塀の中から出てきた『やんちゃ』なおじさんもいる。


私は、そういうおじさんにも免疫があるが・・・。


まぁ、そういう人も多い職場だから、
一般的に『下』に見られるのは重々承知だ。
だが、みんな、過去を清算して一生懸命働いている。


それを『今は、運ちゃんしたはります』はあまりにも失礼極まりない。


この紹介の仕方を聞いたときに『唖然』としたのと同時に、
この人とは、そう長くお付き合いはできないな・・・と思った。
実際に、そのとおりになって、清々しているのだが。


もうすぐ、タクシーは規制強化で減る。


近畿運輸局は大阪のタクシーを8〜12%減車すると発表した。
ざっと、大阪府下から2,000台程度のタクシーが消える。
もう、新規の認可は降りない状況になっている。
加えて、団塊世代の乗務員が退職期を迎えつつあり、
運輸局が『わざわざ規制強化』などしなくても、
全国のタクシーは『確実に減少傾向に入っている』のだ。


既に、少しずつ『売り手市場』に戻りつつある。


調子に乗って『運ちゃん』などと言えば、
逆切れされて『カネいらんし、兄ちゃん、ここで降りてぇな』と、
道端で放り出されて途方に暮れるかも知れない。
相手の氏素性は、本人から話させ職業は尊重すべきだと私は思う。


世の中は、誰かの仕事で成り立っている・・・のである。


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▼ちきりんの日記▼
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