アマチュア無線で『コスパ最良』の『一番ボリュームゾーン』は『第3級アマチュア無線技士』なのですよ。1.8MHz帯や21MHz帯は『第4級』でも運用できますが、出力が10Wまでの制限があります。第3級になると『50Wで運用できる』のが魅力ですね。『2級への通過点』に思われがちですが、10・14MHzを外しても『遊び方次第』で、十分に堪能できるのが『第3級』です。
【写真:HFJ-350Hにオプションコイルで1.8MH・50Wでもこれだけ飛ぶ】
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◆125ccバイクみたいな『小回りが利く第3級』を堪能しましょう。
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1.8MHz帯は、波長が160mもあるので、
実際にDXとの交信は難しいです。
極論すれば、20m以上のタワーがあって、
そこから1/4波長の『スローパーアンテナ』がフルサイズで張れれば、
何とかDXerの仲間入りができると感じます。
しかし、20mhのタワーは『14MHz帯の1波長高』ですので、
そんなタワーを建てている局の多くが第2級以上の局です。
でも、工夫次第で『DXを見る(FT8なら)』くらいはできます。
私は、送信用アンテナと受信用アンテナを切り分けています。
インピーダンスも合っていないですが、
長ささえ『どうにかできる』とか『工夫』で、
DXの信号が聞こえる(見える)のです。
上の写真は、CQ誌のDX-Reportに送る原稿の一部ですが、
中波に属する1.8MHz帯でも米西海岸などが見えたら感激しますね。
こちらは、地上高2.5mのGP(ガラクタ・ポンコツ)アンテナで、
21MHz帯を使った『DXとの交信記録の一部』です。
話題の『T33T』とも交信できましたし、
ドーバー海峡を越えてイギリスとの交信も成立しています。
モービルホイップでも可能ですが、やはりフルサイズが理想です。
50Wで、半径10,000kmを飛ばすには、
どのバンドを、どんなモードで運用するか・・・。
半径10,000km圏内に『100以上のエンティティ』があります。
第3級だからと言って『DXCCなんて無理』とか、
自分で勝手に限界を決めてしまうと『そこで成長が止まる』のです。
まずは『やってみよう』の意欲が大事なんですよ。
確かに、14MHz・200Wあると『いざ』というときは、
交信成立の可能性が高まりますが、
といったところで『コンディション次第』です。
250kWの短波放送ですら、コンディションが低下したら『聞こえません』。
いろいろ試す『種目』がたくさん用意されているのが、
アマチュア無線で、楽しみ方を考えて工夫できるのは、
アマチュア無線の特権でもあります。
簡易業務無線のデジカンはじめ、
フリラ系の無線も楽しいかも知れませんが、
アンテナを自作する等は『技適』から外れるので原則禁止です。
こうやって、俯瞰して見れば『アマチュア無線は幅が広い』のです。
技能的に優れた人は『3級や4級』でも、DXやっています。
それも『合法の出力で』です。
25Wで『オナーロール入り』した局もいらっしゃるのです。
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