何級であれ『遊びのための資格』ですから、資格等級で『人格』を決めるのは『人として間違い』です。しかし、人の集まりである以上『資格カーストやヒエラルキー』があるのは確かです。
【写真:アマチュアの資格なんて、所詮はこんなもんです】
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◆何級より『自分は、どうありたいのか』が大事です。
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しつこいですが、一番コスパがいいのは『第三級』です。
・10・14MHzを除く
・出力は50Wまで
・電信も送出できる
第四級や第三級は『中学レベル』です。
言い換えれば『義務教育を履修している日本人なら誰でも取れる』のです。
誰でも取れるからと『馬鹿にする』のは、よくないと思います。
取った資格を『フルに活用できるか』は別問題です。
確かにTop DXerから見たら、3アマの運用など、
『ちーちーぱっぱ』に見えるかも知れません。
安定的にDXとの交信を伸ばしていくには、
200W程度が必要だというDXerの言い分は正解です。
かといって、QRPでWAC(六大陸州)を狙うのも技術がいります。
・28MHz
・5W
・FT8
この条件でWACを完成するのは、まぁまぁ大変です。
かつて、JA1AA・故庄野OMが、
28MHz・CW・5mWでWACを達成されたのを振り返れば、
ものすごい偉業だと思います。
第四級だとCWは不可ですが、FT8なら『チャンス』がありますね。
周囲から『2アマくらい取れ』とマウントを取られて腹が立つなら、
やはり、取っておいても邪魔にはならないですし、
アマチュア無線界で『一人前と認められる』には、
このところの傾向をみると『第二級』が『標準』なのだと感じます。
e-ラーニングで第二級の合格率は90%以上ですから『誰でも取れる』のでしょう。
となれば『誰でも取れる第二級くらいでマウント取るなよ』とか思います。
学力では『高校のレベル』ですから、
これだけ大学進学率が高い日本なら、
第二級レベルでマウントを取るのも『どやねんさ』と感じます。
しかし、じっくり観察すれば『やはり第二級は足切りライン』のようです。
▲こんな世界もあります。セレブに付き合うのも『大変』だぁ!。
世界レベルでは『アマチュア無線はDXをやるもの』の傾向が強いです。
ここでいうDXとは『ARRLのDXCC』などを指します。
ARRLのAWARDも、DXCC入り程度で満足できるなら、
第三級で、FT8を中心に運用すれば『1年程度』で完成するでしょう。
5Band-DXCCを狙うなら『80・40・20・15・10mB』が対象ですから、
必然的に『最低でも第二級は必須』です。
WARC-Bandの17mBや12mBは対象外ですからご注意。
大事なのは『他人と比較しないこと』です。
多少、意識する程度なら構わないですが、
一番大事なのは『自分は、どうしたいのか。どうありたいのか』です。
ランチに行って『松・竹・梅』と、3種のメニューがあるとします。
多くの方は『竹』を選びますね。
第二級は『竹』です。
ここに『業界の狙い』があります。
・松:第一級
・竹:第二級
・梅:第三級、第四級
ランチの原価率が『松が30%』『梅が25%』『竹が15%』くらいとします。
・松:1,300円×70%=910円の粗利・・・でも、全販売の10%くらい
・竹:1,000円×85%=850円の粗利・・・全販売の80%を占める
・梅:750円×75%=563円の粗利・・・やっぱり10%しか売れない
最初から『竹』しか用意していなかったら、そんなに売れません。
一番、儲かる『収益アイテムが竹』なのですから、
松と梅を並べておけば、竹が一番売れる、という仕組みです。
ここで忘れてはいけないのは『梅は「集客アイテム」』です。
また『松も「羨望の集客アイテム」』でもあります。
業界は儲かるからこそ『竹』をオススメし『第二級』が必須と演出工作されています。
本来、松竹梅は等級ではなく『縁起物』を表すものですが、
飲食店では『メニューのランク付け』のように扱われ定着してきました。
・松:特上
・竹:上
・梅:並
蕎麦屋や寿司屋でメニューの特上・上・並を松竹梅に置き換え、
特上を頼む『気取り』や、並を頼む『卑屈さ』を隠し、
注文をしやすくしたとも言われていますが、
売り手のホンネは『一番儲かる「竹」を売りたい』のは、おおかたの店。
私は『どうでもええやん』と思いますし、花が咲く『梅』が好きです。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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