市販されている『カウンターポイズ』という『電線のかたまり』も、一応は『カウンターポイズの仲間』とは思います。しかし『それがカウンターポイズだ！』というのは『早計』です。
【写真：こういうのを、カウンターポイズといいます】
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◆理屈がわからず、テキトーに公園とかで使うなよな。
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上の図説で『★印は電圧腹となるため』をよく見てほしいです。
・アンテナは『電流給電』の方が扱いやすい
・高さに関する記述も『法令集の「2.5m」』に従っている
・5mを超えたら、カウンターポイズなのかラジアルなのか・・・ま、難しく考えないコト。
▲最近の局が認識している『カウンターポイズ』とは、概念が違うでしょう（笑）。
▲市販のカウンターポイズは『これらから、ヒントを得たモノ』と知るべし。
━★━━━━━━λ/4━━━━━━━◆ ←マッチングボックス（今風ならATUかな）
この『★印』は『電圧最大』で『電流最小』です。
従って、★印のところは『感電』の危険があります。
なぜ、法令で『2.5m以上』となっているのかは『電圧腹』を考慮して法制化したためです。
まぁ、移動局の場合、2.5m以上は『条件付きで「この限りではない」』と明記されています。
肝心なのは『無線従事者以外の者が出入りしない場所にある場合』が但し書きです。
これは『電波法施行規則・第二十五条』に明示されています。
法に沿ってカウンターポイズを使って運用するにしても、
無線従事者以外の『そこらへんの子供』が『おっちゃん、これなに？』と、
バラまいた電線を触ると、送信時に『電圧腹に触れて感電事故』を起こすことがありますね。
となれば、公園のベンチで、テキトーな運用は『慎むべき』になります。
POTAが好きな方には『苦言』になるかも知れませんが、
法律に『そう書いてあって、書かれるなりの根拠があるから』です。
今の資格試験の内容が『どうなっているのかは、知りません』が。
総合通信局係官いはく『運用の中身は資格が担保する。これ以上も以下もありません』です。
何も考えず『公園で運用してきましたー』と嬉しがって動画を上げている方、
私は『この人、免許を取ったら勉強したこと、忘れてんのかな？』と思います。
楽しい運用も『感電事故』を起こしたら『法を根拠』に裁かれることも無きにしも非ず。
電波法施行規則での罰則は『ない』から『安心』してはいけません。
事故になれば『民事』で『賠償責任』を『負う』こともあります。
ムセンとは無関係ですが『買い物に行って、土鍋を手に取って手が滑って蓋が落ちて割れた』とします。
多くのお店は『破損』も『織り込み済み』ですが、
中には『弁償してくれ』という店もあります。
個人タクシーの車内で『嘔吐』したら『革張りシートの張替え』を請求された客もいます。
・本革シートの張替え＝600,000円（汚れた革を剥がす工賃、材料費、張替えの工賃等）
・修理中の休業補償＝400,000円（10日間の休業補償）
・請求合計が1,000,000円
電波法令で『刑事罰』になるものは少ないですが『対人賠償』はいろいろあります。
JARLの『アンテナ保険』も『同じような観点』から、
三井住友海上の保険代理店が『アンテナ保険』と称して、
賠償責任保険を商品化して『売っている』のですね。
野外運用時は『肝に銘じて、カウンターポイズを扱うこと』です。
・法律は、弱い者の味方ではなく
・法律は、知っている者の味方
今一度、再認識して頂きたいと思います。
毎度おおきに。ほんじゃーね！！
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