●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●何を『する』より、『どんな人間になるか』の『考え方』が大事。

茶店で隣に座っていた2人組。仕事終わりの建築関係者のようだ。2人は『下請け』と『孫請け』の関係が会話でわかった。孫請け側の男性は、しきりにカネの話をしていた。『住宅ローンの残債が4,500万円で中古のセルシオと仕事用のハイエースのローンが500万円。仕事の資材の在庫が300万円。月末には外注の職人に支払うカネがどーたら、こーたら。手持ちのカネが不足したときはカードローンでキャッシング・・・』。概算で『6,000万円近い負債を抱えて日々の仕事で回している』のがわかった。この人たち、工事の需要が途絶えたら・・・、3か月の入金が途絶えたら・・・。けっこうリスキーな生活を過ごしていると感じたのである。



【写真:前にも紹介した、近隣の競売物件


2人組は『今の仕事の安全パイに飲食店を持ちたい』と盛り上がっていた。


まぁ、赤の他人なので、
『勝手にやってくれ』という感じなのだが、
ピンの自営業者らしく、
一事が万事『Do It Yourself』である。
何でも自分でやらないと気が済まないのだろう。


金持ち父さんの本の一部を引用してみよう。


1、従業員は、システムのために働く
2、自営業は、本人がシステムとなって働く
3、ビジネスオーナーは、システムを作り出し、所有し、管理する
4、投資家は、システムにおカネを投資する


同業者に裁判所の差し押さえが来た。


要は、客が『ある場所』から移動し、
アテにしていた売り上げが確保できず、
住宅ローンの支払いが滞り、
ついに銀行が法的措置に乗り出した・・・ということだ。


お客のいるところに移動して商売すれば済んだのだが。


人間は、なかなか『自分の生活パターンを変えるのが難しい』。
町で暮らすには『おカネが生活を営むために不可欠なモノ』になった。
農業時代には『おカネはそれほど大きな意味を持っていなかった』。
土地があれば食べ物も雨風をしのぐ家も水も手に入ったし、
冬には暖を取ることもできたから、おカネに大きな意味がなかったのだ。


今では、水ですら手に入れるにもおカネがかかる。


私は、金持ち父さんの本を批評的に書くことがあるが、
全面否定はしていないし、むしろおカネの知識の勉強には、
大いに役立っている。さらに、同書の一部を引用したい。


BE(なる)⇒DO(する)⇒HAVE(持つ)


ここで『持つ』を『ひとつの目標』にしているのだが、
大事なことは『なる=どんな人間になるのか』だと考えている。
多くの人、とりわけ起業家や自営業者は『する=何をする』が話題の軸になるが、
私は『何をするか』はあんまり大きなウエイトを占めていない。


課題は『何をするのか』より『どう考えるのか』だと思う。


おカネのために一生懸命に働き、
高価なモノを買えば、
お金持ちに見えると思う人が多いように感じる。


車や時計がステイタスシンボルとか、よく聞く。


それは『見てわかりやすい』だけのことで、
余剰のおカネでキャッシュで買うならいいが、
いい歳をして借金を重ねてローンに追われる『見た目が金持ち』など、
根本的に発想が貧困でコンプレックスの裏返しにしか映らない。


ローンのために仕事をする、などばかばかしい。


富を得るために高い教育など『ほどほど』でいい。
学校では『富を得る方法論』など教えてくれない。
せいぜい、地頭が良い人を集めた会社に入って、
そこそこ頭の回転がよくないとできないシステムをこなすだけだ。
今や、中堅大卒者の年収と中堅タクシー運転手の年収に大きな開きはない。


しつこいが『何をする』より『どうなる』のかを『どう考えるか』だ。


有難いことに『考えること』には、
大しておカネはかからない。
ひとつの案だが『自分の財務諸表』を、
ノートに書いてみたらどうだろう。


損益計算書』と『貸借対照表』を自分で書いてみる


キャッシュフローがどうなっているか、
ストックがどうなっているか、
自分で書いてみて『可視化する』ことから始めると、
『どう考えるのか』の大事さが見えてくる。


私は専門家ではないので専門的な書籍で勉強してほしい。


いろんな人がいて世の中が成り立っている。
どんな生き方も『間違い』ではない。
考え方の『違い』だけだ。


だが、同じ人生なら『考え方だけでもいい方向性』を持っていたら・・・。


生きていたら『いろんな人が接近してくる』。
中には『儲け話』と称した詐欺師もいるかも知れない。
多少でもおカネの知識があったら、
騙されるリスク回避の可能性が広がる。


かくいう私も『システムのために働く従業員』なのだが。


勝ち負けに左右されない考え方を持てたおかげで、
他人のシステムのために働きながら、
他人の作ったシステムを上手く活用させてもらっている。


大事なことは『どんな人間』で『どんな考え方』かを強調しておきたい。


ほんまかいな・・・


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