チープなカシオ時計、略して『チプカシ』。これが静かに流行っている。中でも人気モデルの２種を購入して一か月が経過した。デジタル表示の『F91-W』（ビンラディン愛用）とアナログ表示の『MQ-24』を使っているのだが、夜勤のため『視認性が高いMQ-24』を使う頻度が８０％。今まで、時計など無頓着だったのだが、流行りと聞いて『他人が使っている時計』に目を凝らすようになった。すると、さすがに流行っているようで、乗客の中にもユーザーが数名いたし、近隣の図書館司書のお姉さんも愛用者。時計もピンキリだが、性能面ではチプカシで十分である。チープだが、質実剛健で、普段使いには十分機能を果たしている。
【写真：チープというよりシンプルの印象】
持ち物で見栄を張るのは卒業した。
確かに『でっかい時計』を巻いている人も見かける。
だが、ゴテゴテしたデザインで、
値段が高いだけで『ぱっ』と見て時間がわかりにくい。
チプカシ『MQ-24』の方が視認性がいい。
いまどき、相手が使っている腕時計で、
その人を値踏みするなんて、
時代遅れだしナンセンスだ。
世界レベルでは富豪と呼ばれる人が、
セイコーのクォーツを普通に使っている。
高級時計は『趣味性』の問題だと感じた。
まぁ、時計好きの人同士が時計談義をすれば、
『どこそこのなんちゃらがどーたらこーたら』と、
話に花が咲くのはよくわかる。
だが、自分でメンテできる人は少ない。
高級時計となれば、
おいそれとコレクションもできない。
年収が『ン百万』から『一千万』くらいになれば、
可処分所得も多くなるから、
TPOに合わせた時計のコレクションも可能だ。
庶民が高級時計を持ったところで一つ買うのがやっと。
・時計
・かばん
・くつ
・スーツ
・ワイシャツ
・ネクタイ
・手帳やペン
こんなところを他人は見て『値踏み』している。
時計を気にする人は『机の上での打ち合わせ』が多かったり、
打ち合わせの後の『食事』や『飲み』の場で、
お互いに『時計を相手の視界に入れる』ような雰囲気だ。
こういうことにはあまり意味がない。
高級時計をはめているからといって、
相手が『いい仕事をする保証』にもならない。
さらに『納期を守ってくれる保証』もない。
そして『期日に必ず入金してくれる保証』もない。
はめている時計は『ローン』で買っているかも知れない。
まぁ、商売の取引価格に比例して相手にも失礼がない持ち物でいいと思う。
私が気をつけているのは『くつ』の方だ。
しがないタクシー乗りではあるが、
帰宅したら、まず『くつ磨き』をする。
その日の汚れを落として翌日に備える。
一日履いた靴は、一日分『何かを踏んできた』。
そいつらを、なるべくきれいに落とす。
タクシー乗りの場合は『背中を向けた変則的な接客』だが、
大きな荷物をトランクに積み込むとか、
お迎えに行ったときは『対面』で接客することがある。
こういうとき、靴はピカピカにしておくに限る。
暗い車内では『私がチプカシを使っているか』など、
ほとんどの乗客は気づかないし興味もないだろう。
だが、ときどきある『対面接客』のときは、
時計などどうでもよく双方が『おじぎ』をしたときに、
どうしても『足元』に目が行くのである。
飛行機の客室乗務員のパンプスはピカピカだ。
・靴はピカピカに磨いておく
・伝線がないストッキングを穿き予備も数枚持つ
・空港内や出迎え時にはハイヒール
・離陸前にローヒール
・乗客と対面のジャンプシートに座るとき『失礼します』という
たかが、足元だが『足元を見られないレベル』はさすがだと思う。
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あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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